夏のセールも落ち着いたので、気持ち的にはそろそろ秋モノを紹介したいところですが、暑さがぶり返して、さすがに長袖に頭が切り替えられません。
そこで実はまだブログで語っていなかったウチの超超定番、tieazyのHDCSコットン半袖Tについてお話ししたいと思います。
ブログでも店頭でも散々tieazyについては語っているので、お馴染みのブランドですが、tieazyには定番で固い生地と柔らかい生地の2つの生地がありまして、こちらのHDCSコットンは固い方の定番で、ウチでは半袖を中心に展開しています。
なのでtieazyの半袖の定番と言ったらこのHDCSコットンになるという訳です。
そもそもHDCSコットンとは何ぞやという感じですが、訳すと、超高密度度詰天竺スラブコットンというかなり長い名称の生地になりまして。
簡単に説明すると、ムラのある不揃いのスラブコットン糸で限界まで目を詰めて編み立てたカットソー地(天竺地)で、糸の持つ柔らかさと、編み立てによる固さの、相反する2つの要素を併せ持ったtieazyならではの素晴らしい生地なんです。
スラブ糸は切れやすく度詰めで編み立てるのは難しい糸です。
そこで低速の旧式編み機によって通常の3分の1の速度でゆっくり編み立てる事で、スラブ糸を度詰めする事を可能にしています。
やっぱり生地が只者じゃない訳です。
そしてこの生地が最も良い効果が出るのが半袖だと思い、店では半袖を中心に展開しています。
なぜ半袖に向いてるか?
それにはいくつか理由がありまして。
①重ね着無しの1枚で着た時に確実に見栄えが良いです。
弾力と厚みのある生地なので、Tシャツのペラ感もシワ感も無く、見た目はニットを着てるかの様なボリュームが出せて1枚で服をちゃんと着てる感が出ます。
②生地の厚さはあっても、暑苦しく見てませんし、着心地も見た目以上に涼しいです。
普通の度詰め天竺だとただ固いので見た目も勿論ですが、着心地がとにかく暑いです。ただHDCSはスラブ糸のお陰で生地に凹凸があり見た目もザックリ見えて、特に着心地がこの厚さの生地の中では格段に涼しいです。
③生地の厚さがあるので汗ジミがでません。
真夏は動かなくとも汗はかきますし、一回汗が出ると一気に噴き出るので、真夏は汗対策は必須です。シャツや普通のTシャツを1枚で着ると必ず汗ジミが出ます。汗ジミ対策にインナーを着ざるを得ないので2枚着るよりも、汗ジミの気にならない厚地の半袖1枚で過ごす方が快適だと思います。
④半袖のボートネックに最高の相性です。
ボートネックは襟元が高いので普通の薄いTシャツ生地だと襟元が波打って浮いてしまって真っ直ぐ決まりません。
その点HDCSは厚みがあり弾力もあるので浮かないでビシッと決まります。
また、ボートネックの襟元が高いせいか、サイズをジャストで着ると余計に窮屈に見えてしまいますが、HDCSは生地の厚みのお陰でワンサイズUPしたくらいが良い感じです。
このワンサイズUPでゆったり着れるお陰で、身体に貼りつかず、単純に楽で涼しくも着れますし、夏の定番ショーツやハンパ丈のパンツに抜群の相性です。
1枚で着ても見栄えも良く、だらし無くも見えない。ワンサイズUPで楽にも涼しくも着れて、夏のパンツと相性抜群という事から、夏の大人服としては最強かなと思い自分も特に真夏に日々愛用しています。
特に太ボーダーにカモフラのパンツの合わせがお気に入りなので、今季激推しのガンホーとも良く合わせて着ています。
もはやウチにおいては制服化してるアイテムなので持って居ない方の方が少ないと思いますが、まだ試してない方がいましたら是非試してみて下さい。
あとガンホーを買ってくれた皆様、どの柄も太ボーダーと最高の相性ですので、こちらも是非お試し下さい。
店頭ではフルサイズ揃ってないところもありますが、メーカーさんから取寄せ可能なところもありますので、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
もうちょい語れそうですが、もう既にかなりの長文になってしまったので、我慢しておきます。
続きはまた店頭で!
それでは、また。お店で会いましょう。
ストックマンマーケット調布 伊藤
HDCSコットン
18/08/04
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