今回のブログは前回同様、秋の立ち上がりのスタイルで、毎年やっている自分の定番の着こなしについて紹介したいと思います。
それが、『ワークシャツをジャケットとして着る』です。
シャツをジャケットにというのが、前回とモロ被りですが…またテイストと着こなしが違うので、お付き合い下さい‼︎
ストックマンでワークシャツといえばシュガーケーンです。
シュガーケーンは皆さんご存知の様に、ビンテージのワークシャツを復刻(レプリカ)しているブランドなので、古き良きディテール満載で見てても楽しめます。
過酷な現場にも耐えうるタフなヘビーオンスの生地。
堅牢度を上げる為、またヘビーな生地を縫い合わせる為に3本針ミシンによって生まれる迫力のトリプルステッチ。
モノがしっかり入って、落ちない仕様のフラップ付きポケット。
ポケットの負担の掛かる箇所に施された補強の閂止めステッチ。
それだけで心をくすぐられ着る価値はあるのですが、着る事において弱点もあるように思います。
それは、ワークシャツらしい大振りなサイジングと、頑丈な縫い目なんです。
今は年齢も重ねて比較的サイズもゆったり目になってきましたが、自分も若かりし頃は時代もありましたが、ジャストサイズで服を着る事が殆どで、このサイズ感には悩まされました。
ジャストで着ようとサイズを下げると、今度は頑丈なステッチが身体を締め付けて動き辛く、着心地に難あり…。
恐らく、ジャストサイズが好きな方はこんな理由でレプリカのアメカジアイテムが苦手という方も少なくないと思います。
でも好きなので、スタイルは変えずに何とかモノしたい!
そこで考えたのが、この大振りなサイズ感と、余計なステッチやポケットを逆に利用して、ジャケットとして使ってみようという事でした。
すると、気になってた太くて短い寸胴シルエットがこの時期の重ね着には丁度良く、ステッチやポケットのディテールも、逆に見せ場を作れるのと、インナーアイテムとの差別化にもなって、機能したんです‼︎
今となってはストックマンスタイルの定番のシャツonシャツスタイルも、丁度良くハマりますし、コレも定番アイテム、Tシャツよりも生地の厚いバスクシャツのと重ね着にもジャストフィットします。
今の時期〜10月中位までは現実的な気温を考えるとジャケットをしっかり着るには気温が許してくれませんが、ワークシャツでソレをやればジャケット程厚さもないので、無理なく好きな重ね着も出来る訳です。
考え方と合わせ方1つで、マイナスが逆にプラスになる。
重ね着はこれだからやめられません。
でも、そんな発想を思い付かせてくれるのも、ある意味、道具に近くて、シャツとしては完成度の低いワークシャツならではですし、そんな隙のあるワークウエアが自分は大好きなんですね。
これからもワークウエアの可能性を模索しながら、楽しみたいと思います!
皆さんも、ワークシャツをジャケットとして使った重ね着を是非トライしてみて下さい‼︎
余談ですが、二枚の写真のインナーに着ているヴァンソンミレイユのボーダーバスクシャツですが、コレ、インナーに着たら最高のバスクシャツです。
好きで色々なボーダーバスクは試してきましたが、生地感、サイジング、襟元の型、自分の中ではどれをとっても過去最高です。
こちらは店頭にて、お話しさせて下さい。
それでは、また。お店で会いましょう。
ストックマンマーケット調布 伊藤
ワークシャツをジャケットとして着る
16/09/10
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