ストックマン的7つ道具と言われると思いつくのが、
私的な部分も入っては来ますが、
ニューヨークハットのポークパイ。レッドウイングのワークブーツ。イタズラトカゲのシャツ。ジョンブルのジーンズ。グレゴリーのデイパック。etc....
最早、7つ所か10個も20個もあって、個人で集めて来て気に入ってる物がこんなにもあるんだなと改めて感じさせられます(汗)
今回ご紹介させて頂く、WILDTHINGSのプリマロフトジャケットも、そんなストックマン的7つ?道具にスタメン入り確実なのではないでしょうか。
プリマロフトは、米国陸軍、海軍の冷寒地用防寒着に採用された高機能中綿で、
ダウンとの保温性の比較ではおおよそ8倍は暖かいであろうと言われた最高級品質人工中綿です。
始めて袖を通した時、第一印象はとにかく軽い。ダウンの様なボコッとする重量感も無ければ、着膨れしてゴワゴワっとする感じもない。
本当にダウンの8倍も暖かいのであろうかと疑ってしまう程の軽さで、
ストックマンのお客さんとして、当時のスタッフに疑いの目を送っていたのも良い思い出です。
これ本当に暖かいんですか? なんてお店であれやこれやと話していると30分と経たない内に、じんわり汗が滴りました。
暑い。
そりゃアウター着てるんですから暑いわけですが、当時重ね着なんてそっちのけで服を着てた事もありまして…笑
そこまでストックマンのスタッフが推してくれるなら、こんだけ暑くなってるし熱くなってるなら試してみようじゃないかと意を決して購入しました。
初めて外で下したのは今でも覚えてますが、その年の最低気温の時に下ろした記憶があります。
自転車を使って通学していた自分はこのジャケットに衝撃を受けました。
全く肩の凝らない軽さと何よりも動きやすいサイジングに、全く風を通さないその防風性
寧ろ自転車を必死に漕いでると汗ばんでくるくらいの保温力に、向かうところ敵なしだとそう感じました。
ギアっぽいその面の反面、コーディネートを組んだ時にも凄くすんなりとはまってくれて、革靴にニットを着てハットを被ってクラシカルな雰囲気にしても、良い外しのスパイスになるし、
はたまたジーンズにネルシャツにワークブーツの様などカジュアルなスタイルにもすんなりと合ってくれて、
これだけ暖かくてファッションにも使いやすくて、
毎冬凄く重宝しているなぁと心の底からそう感じます。
何と言ってもダウンとは違って、毛抜けの心配もないので、アウターにも関わらずネットに入れて洗濯もできるし、
リップストップナイロンの生地は、毎年酷使して使っても抜群の耐久性を誇ってくれます。
店員になって当時聞いた事や経験した事をつらつらと語っては居ますが、どれもこれも紛れもなく本当の話。
そんなプリマロフトジャケットですが、個人的に思い入れもあって本当に悲しい話なんですが、
今残ってる在庫でアメリカ製は終了です。
こんなに良いアウターでアメリカ製って言うのに心躍っていた自分としてはもう1枚買い足したいなぁと思うくらい、とても魅力的で
それでいてこれから先も体型さえ変わらなければ一生着るんだろうなと思って居ます。
ずっと着れて、洗えて、丈夫で、着心地が良い。
ストックマンの7つ道具に入らない訳がありませんね。
是非最後のアメリカ製です。
騙されたと思って、お店に顔を出して試着だけでもしていってください。
汗ばむくらい熱く長話しさせて頂きますよ。
Stockman Market 中島
ストックマン的7つ道具
16/11/26
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