お疲れ様です!岡崎です!
私事ですが、9月頭からお休みをいただき、また渡米します。アメリカ3回目にして初の東海岸。本場のアメカジ、アメトラを感じてきたいと思います。
それにちなんでというわけではありませんが、王道アメトラなアイテムを紹介します。
F.O.B Factory pullover BD OX shirts
昨年、創立200周年を迎えたアメリカの超老舗ブランド"ブルックスブラザーズ"。いわゆるボタンダウンシャツの生みの親としても有名ですね。
私自身、ブルックスのオックスフォードのボタンダウンシャツを所有していますが、今回紹介しているこのシャツと生地感がほぼ同じです。いいOX生地って光に当てると玉虫色とまでは言わないにせよ、絶妙な光沢感があるんですよね。糸を均等に目を細かく織り立てた証でしょうか。
そして、ディテールの袋ポケット、通称フラシポケットです。
これはアメリカのワーカーたちがタバコを胸ポケットに入れておく際、汗などでタバコが湿気てしまわないようにするためのディテールと言われています。
今ほどタバコのパッケージがちゃんとしていなかったり、葉巻であったりを想像すると湿気やすかったのでしょうか。タバコではなく服の方を改良するというなんともアメリカ人らしい発想な気がします。当たり前ですが、本来このポケットはシャンブレー生地を代表するワークシャツに着くポケットです。
そんな土臭いポケットが最高のOX生地のBDシャツに着いている。その矛盾。その塩梅が最高なんです!
これは砂永さんに突っ込まれたことですが、プルオーバーシャツは多くの場合、前たての最後の部分のステッチが剣のように尖っています。しかし、今回のシャツは尖らず、四角いステッチになってます。
理由はFOBのワークに対するこだわりにあると思います。調べたところ、ミリタリー のプルオーバーシャツも剣になっているものがあるし、カジュアルシャツならほぼほぼ剣になっています。しかし、少ない資料ながらワークシャツのステッチはすべてボックスになっていました。抜かりがないですね。
イタズラでも半袖はプルオーバーでやりますが、長袖では展開してませんし、作ってるメーカーさんも少ないのではないかと思います。地味にその点もレアかと思います。
しかし、そこで終わらないこのシャツ。
インもアウトもいける憎い奴です。
着た時のバランスもたまりません。
1枚で着た時も着丈が長くない上に、フラップのポケットですごく様になります。
この手の本格的なシャツは元々インする想定で作られているので着丈は長いものが多く、羽織るのには適していると思いますが、ボタンを締めて着るとパンツとのバランスがすごく難しくなります。
個人的にもっと推したいのがタックイン。ジャケットの下に覗かせるプルオーバーとフラップポケットのチラリズム。たまには小粋にいかがでしょうか。
シャツにジャケット、カバーオールはうちの定番スタイルです。
ジャケットをさらっと羽織り、風になびいた際にプルオーバー、フラップポケットがチラッと見える。「アイツ普通に見えて普通じゃない。」そういうのがファッションの楽しいところです!!!
そして、時期はこれからのシャツなのにSALEかかっていて1万アンダーになってます。カラーも2色でサイズも1〜3まで全て揃ってますよ!
秋風にのって金木犀が香る頃、内に秘めたるその想い。そんなシャツです。私は文学部です。
これからの季節にちょうどいいライトな羽織も徐々に入ってきましたし、合わせて見て行ってください!!!!
ストックマンの重ね着スタイルが生きる時期がそろそろやってきますね!ファッションを楽しみましょう!!!
ワークで上品なシャツ
19/09/01
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