春のfiction romance到着しました。
20/03/14
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もうボチボチ桜も咲きそうですし、完全に春到来ですね!店内も届いてる春物は全て並べました!
そんな春物から、インスタにも上げましたが待ちに待ったアイテムが、やっとこ3日前に入荷したので、無くなる前にご紹介したいと思います。
sugercane fiction romanceのインディゴストライプワークコートです。
もう僕のブログでは完全お馴染みのブランドですね。今回も凄い作り込みの1枚に仕上がっています。
型のサンプルは40年代のBoss of the roadというワークブランドのJKTをサンプリングしています。
ブランドについては割愛しますが、ビンテージのワークブランドとしてはそんなに球数が出るモノではありませんが、結構有名です。タグがなかなか可愛いので、気になる方は検索してみて下さい。
ディテールについては、台襟なし、チンストなしの4つポケット、シルエットは細身で着丈が長いです。ラグラン袖なので余計にスッキリとしたシルエットですね。
アイテム名もワークコートとなっています通り、定番のカバーオールよりは着丈は確実に長くて、シルエット的になかなか珍しいと思います。
想像するに労働着というよりはユニフォーム的なアイテムだったのでしょう。
右上のポケットにはフラップが付いてるのですが、ボタンは無くフラップのみ。
このディテールは僕も初見でした。ポケットの角が丸くて、ビンテージの手の込んだ良いディテールも残っています。
型もなかなかにマニアックですが、フィクションロマンスと言えばやっぱり生地ですよね。
今回も生地、凄いですよ。
生地のサンプルは30年代のコットンスーツのトラウザーから取った、かなりザラ感と凹凸のあるストライプの生地。
インディゴ染の糸をベースに同色の数種類の糸で、ランダムなストライプを織り成しています。
写真ではなかなか伝わらないのが残念ですが、毎度の事ながら、モノ凄く雰囲気を纏った生地です。
触った感じは麻の様なザラ感があって、かざすと折り目に隙間が見えるくらいムラ感もあります。
ただ、薄い訳では無く、華奢でもない。
ワークコートに乗っかっても全く違和感の無い存在感はタップリの生地。
本当に毎度の事ながら、こんなビンテージの生地を見つけるとも凄いですが、それを1から作り上げる事、凄いですよね。
生地を作る職人さんの腕もさる事ながら、余程職人さんと良い関係が築けている証だなぁと思います。協同作業ですからね。
ワークJKTといえば、そのサイズ感から重ね着がメインの着こなしになりますが、今回のはシルエットに生地も相まって、いつもより余計にテーラードJKTの様な着こなしが楽しめそうですし、
風も通り抜けそうな生地なので、季節も長いのと、Tシャツにそのまま羽織る様なラフなスタイルもやれそうで、新たなワークJKTの着こなしが楽しめそうなアイテムになっています。
個人的には、インナーシャツをタックインして、より長さをより強調するスタイルがオススメです。
台襟無しで、襟元がラペルの様にプレスされてテーラードの様なスタイルなので、シャツは合いますし、細身なのでシャツ1枚でも問題ありません。
元々この生地はスーツ地だったので、ネクタイでタイドアップしてもすんなり。
気温が上がれば重ね着も厳しくなってきます。そんな時はより、こういったバランスを変える着こなしが有効ですね。
個人的に、JKTにタックインというクラシックスタイルが、また気になっているのもありますが。
買わずとも売れて無くなってしまう前に実物を見て、生地を触ってみて欲しいです。
こんなご時世ですから、地元で過ごすのが1番です。20時閉店の時短営業ではありますが、地元の服屋は元気にオープンしていますので、是非お待ちしております。
それでは、また。今週も洋服を楽しみましょう。
ストックマンマーケット調布 伊藤