8/末には数日涼しい日が続いたので、ほんの少し秋の予感を感じましたが、今年の夏はホント甘くないですね…残暑厳しい日々です。
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ただ9月に入りましたので、セールアイテムを含め半袖アイテムはギュッとまとめて、秋物の店頭出しも解禁。店頭の半分くらいは長袖になりました。
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今回はその中から、秋立ちすぐに使える長袖シャツと、JKTを欲張りに2本立てでご紹介したいと思います。
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まずはシャツ。
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入荷が割と早いブランドなので、季節のお初アイテムの多いブランド、マニュアル アルファベットのストライプBDシャツ。
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相変わらずの素敵な生地。この生地も今までのウチのテイストには無かった生地ですね。
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ブルー地にグレーのようなブラウンにオフの縁取り。かなり大人なストライプ。しかもツルツルのブロード生地なので余計にアダルトです。
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この生地、播州織と呼ばれる生地で、兵庫県、西脇市を中心とした地域で生産される綿織物。先染めによる平織り物有名で、主にシャツ地して利用されています。その特徴は、自然な風合いと先染めによる豊富な色彩、肌触りの良さで、品質が高いことから、ルイ ヴィトンやバーバリーなどの海外トップブランドの生地にも使用されています。
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と、そんなカジュアルとはあまり接点のない生地かもしれません。
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マニュアルさんは、この播州織の1番の生地メーカーさんと繋がりがあって、特にこの生地メーカーさんの生地は、先に紹介したメゾンブランドだったり、百貨店系の大人なブランドが主で、カジュアルメーカーはあまり使わない、繋がりが無くて使えないというのが現状の様で、
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ここはマニュアルさんが、西のメーカーである事、様々な生地メーカー、問屋とのお付き合いがある事が効いてきます。
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だからマニュアルさんのアイテムには今まで出逢わない生地が多いんですね。
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また、前置きが長くなりましたが、そんな播州織の生地を、これも個人的大好きなバルギングフィット(オーセンティックなアメトラなフィット)に落とし込んで、ボタンダウンに仕上げてます。
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このキレイな生地を、シュッとはさせずザックリなフィットで、ボタンダウンでドレスではなくトラッドに着地。
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この組み合わせのテイスト、大好きな方程式です。
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なので、このシャツはキレイに収めず、アメリカンなアイテムに、前はキチッとボタンをしめて合わせたい。キレイだけと、ラフさも忘れずに。きっちりアイロンもかけなくて、その辺もラフで良いと思います。
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個人的には、グラミチショーツや、太めのチノショーツ、古着っぽいシルエットのデニムなんかと合わせたいですね。
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もう一つが、ロスコのBDU JKT。
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こちらは先週インスタで割と詳しく説明書いた様な気がするので、少しサラッと行きますね。
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90年代に出た、リップストップ生地に、フロントフラップ付きの4つポケット、肘に共地の当て布が付いた、バトルドレスユニフォーム、通称BDUジャケットと呼ばれるモデルの、民間市場向けモデルを、日本のインポーターさんがウォッシュ加工、リメイクを加えたモノです。
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こちらの魅力は3点。
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まず1つ目、ウォッシュ加工のお陰で、リップストップの格子柄がしっかり浮き出て、単色だけど表情があるので単品で着用し易いです。
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2つ目、こちらどこをリメイクしたかと言うと、丈を下のポケットギリギリの所でカットして、大胆に15センチ位短く仕上げてます。
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これにより、身幅、袖の太さに対しての丈感が面白い事になっています。ミリタリーというよりは、フィッシングJKTな仕上がりに見えました。
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丈の短くなったお陰で、ショーツとは好相性ですし、スエット、パーカーとも着丈バッチリリンクです。普通のBDUだと、丈がある分、腰がシュッと見えてシャツが合う感じなんですよね。
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そして、3つ目。プライスが安いです。
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こんな大量生産品のなんでもないモノでもアメリカブランドが作ると、何だか魅力なプロダクトになるものですが、そこに手を加えてファッションにちゃんとなっています。
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元々が大量生産品なので、ボディ単価が安いので加工してもこのプライス。この辺の目の付け所と、手の加え加減は、日本のメーカーさんはホント上手です。
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この辺ドメスティックブランドが手掛けると、タグを付けたり、色々やり過ぎて結局高くなってしまいます。この手のアイテムはプライスが高くては何の意味もありません。その辺の落とし所は良く分かってらっしゃる！
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そのモノに対して、安くて良いモノというのが、僕の考える日用服の良品です。
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なので、どちらのアイテムも凄く日用服の良品だと思います。
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今回は欲張りな2アイテムの紹介で、当然の如く長くなりましたが、お付き合いありがとうございます。とりあえず早く涼しくなる事を祈ります。
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それでは、また。残暑厳しいですが、今週も無理せず服を楽しみましょう。
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ストックマンマーケット調布　伊藤