GWも終盤ですね〜今年は天気も良く
ここ数年の縛りも無くなり皆さん楽しそう
でした。旅行に行くから服を買う人も多かった
様に思います。やっぱり普通が一番ですね!
今週は砂永blogです。
僕らの店でもGWに合わせ夏物のアロハや
ショーツにMoductの新作をワンラップに
纏め紹介した訳ですが、お陰様で日に日に
旅立って行ってます!ありがとうございます
そんの中でも個人的にこのblogで語りたかった
Moductの新作を今日は紹介します。
Moduct
B-movie S/S Tee
¥11800(¥12980 in tax)
先週の伊藤店長blogで紹介したビックハンティングベストの流れを汲んだModuct初のプリントT
デザイナーさん的にはバンドT的なアイテムを
作りたいけど…という所からスタートした企画。
自身が好きなB級ホラーを元にプリントTをデザインしたそうで、今回のスロースのイラストはデザイナー自らが描き出した作品というのにも驚きでした。でも、ホラー映画でナマケモノなんて出てた?という疑問をぶつけると意外な映画の名前が、、、それが「グーニーズ」その作中に登場する子供心にトラウマ級のインパクトを与えるキャラクターこそスロースなのです!マジで初登場のシーンは主人公達と同じリアクションで見てましたw
怠け者、鈍臭いやグズといった意味のスラングで
すが、ここからナマケモノのホラーがあったら絶対観ちゃうな!となったそうです。確かにナマケモノのゾンビが街に溢れるとかホラーだけどコメディー感強めで、ショーンオブザデッドみたいなノリで誰か撮ってくれたら楽しいですね〜
こんな経緯で始まったTシャツ造りなんですが
ここからはちゃんとした服の話です。
先ずはTシャツのボディーですが贅沢にも同社の
Buzz rickson USAボディーを顔良染、ピグメント加工しています。なので内側の製品タブにはアメリカ製と書いてあって面白いです。
イメージとしては古着で出てくる洗い晒しのあの
感じ!製品の表面に顔料を手で塗っていき、生地の表面に色を載せ洗いにかける事で絶妙なムラ感を出してもらったそうです。写真で伝わりますかね?すげ〜リアルです。
米綿てアメリカで縫製して作ったボディーを
日本で染めて、加工するだけでも贅沢ですよね!
本物というかイメージに如何に近づけるかで
ここまで出来るのは東洋エンタープライズという
背景があればこそですが、完全にそこらのバンドTのクオリティーではないのがウケます!
そして今回のTシャツ作りで1番苦心したと
言っていたプリント!もちろんぱっと見には
全く分かりません。
今回のプリントは多色といって複数の色の版を
重ね1枚のプリントに仕上げているんですが、色によって縮率が違う。縮率が高い物だと四方八方にヒビ割れが起こり上から版を重ねるとズレてしまう!かといって、縮率の低い塗料だと版ズレは起こらないが縦のヒビ割れしか出ない…
デザイナーが理想とする古着である様なプリントはそれこそ縦横無尽にクラックした物。
それをどうやって上記の条件をクリアーし実現
したかというと、先ず版ズレを起こさない低縮率の塗料を使う事で一つを解決!でも、これだとリアルなヒビ割れは表現できないので横のヒビ割れはプリントで表現したそうです!!!
なので一枚のTシャツに五版!!!
フロント、バックと計10回擦ってやっと一枚
完成という手間のかかり様は相変わらず狂気染みて話を聞くのが楽しくてしょうがないです。
でも、ここまでするからこそのプリントの仕上がりですからね!見た目こそヒビ割れがそこかしこに出てますが指で触れてみると驚きます。横や斜めのクラックはフラットで縦のみ割れてるのがちゃんと分かります!
ヴィンテージの雰囲気を出す為にここまで工夫を凝らすって凄いですよね!ナマケモノをここまで本気でプリントしようって人は地球上に何人いるか分かりませんが僕は単純に欲しい!絶対着たい!と展示会場でやられてましたねw
ボディーカラーは2色!
この後届くショーツと相性の良いと思う色を作ったとデザイナーさんは言ってましたが本当にその通りだと思います。お待たせしてしまい申し訳ないですが、誰よりも月末が楽しみでしょうがないです!
なので先ずはその前にこの狂気のTシャツを
生で見てみて欲しいですね!コンプレックスみたいに分かりやすい凄さではなくて、でも確実に今の世の中の流れでいえばTシャツ一枚にここまで作り込んでこのプライスで着地させるのって今後は無理じゃないかなーと思います。
なによりテーマがB級なのに完全にS級の物を
作っちゃうModuct最高ですね!
歴史に残る!もし残らなくても自分史には確実に刻まれる一枚です。
でわでわ
今回も狂気じみてます! Moduct B-movie S/S Tee
23/05/06
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