今週もバーラップです!
24/11/23
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今週はホント一気に冬になりましたね。インスタでもお伝えしましたが、そんな気候の急変に合わせて先週冬物まで完全に店頭出ししまして真冬体制万全です!インスタ効果もありで先週末も沢山の方に見に来てもらいました。ありがとうございました。
その中でも高い反応頂いたのがバーラップのアイテム達でした。特に先週のブログでご紹介したammunition vestは瞬殺でしたね…。オーダー会議の時も最初少し難しいアイテムなのでは?という話しになったくらい、難解な提案アイテムに反応が集まった事は僕らとしても非常に嬉しかったですね〜。やっぱりバーラップの服って服好きに刺さりますよね。
今週のブログは、コレもしっかり語っておきたかったアイテムで、無くなる前にご紹介しなきゃ!と今週もバーラップから連チャンのご紹介です。今週のインスタでもその他の入荷アイテムをご紹介しましたが、このアイテムも素材に対して素材のアプローチざ最高なアイテム。
ありそうで無かったし、ちゃんと元ネタに沿ったモノづくりで、しかも元ネタがマニアック!先週のベストもそうですが、コレぞバーラップというアイテムですね。
Burlap Outfitterより、トラッカーJKT。
バーラップお馴染みの、表地にはサプレックスナイロン、中綿にはプリマロフト、裏地には軽くて耐久性もあり滑りの良いパーテックスナイロンを使った、バーラップらしい最新の機能素材を使った軽くて温かいアウターJKTです。
ただ、型は見てお分かりの通りデニム素材で良く見られるGジャンの型に落とし込んでいます。アメカジど真ん中の型に機能的な素材…。コレぞバーラップの手法ですね!最高な組み合わせ‼︎
実際今Gジャンはファッション的にトレンドだし、そんなトレンドなアイテムを採用するのは予想が付かない訳ではありませんが、バーラップは元ネタのセレクトがやっぱり一味も二味も違います。
今のトレンドでいえばよりビンテージなので、型は1st(胸1ポケ)か2nd(胸2ポケ)になりますが、バーラップがセレクトしたのは3rd型。しかもハンドウォーマーポケット付きのビンテージではない近代モノ。
何故敢えてこの型なのかという話なんですが、それは元ネタと関係しています。
このトラッカーJKTの元ネタになっているのが、リーバイスの70年代に展開されていたSKI Levi'sの3rd型GジャンタイプのJKTなんです。スキーリーバイスってメチャクチャマニアックですよね!
その名の通りスキーウエアだったりアクティブウエア目的な部門として機能していたラインの様で、この年代特有の強引な掛け合わせアイテムがリーディングカンパニーならではの挑戦なアイテムで珍品的なリーバイスですね。
デニム素材のモノもあればナイロンのウエアもアリで、その中でもサンプルにしたのが70548というデニム×コーデュロイのリバーシブル仕様のタイプをサンプルに、あんまり手は加えずにサイズ感もサンプルしているとの事です。
基本年代的に細くて長いシルエットのモノが多い中、70548は厚手生地のリバーシブルなのでそれを考慮して、他のモデルよりも身幅も腕周りも太くて着丈もしっかりある、よりアウターに落とし込み易い型だったので採用に至ったようです。
そんなスキーリーバイスの70548という品番のJKTが表地は、デニムなんだけどこれも年代特有のバッドダイデニム(バッド染料という色落ちしづらい染料を使ったデニム)だったので、そのベタっとした色合いがバーラップの主力生地サプレックスナイロンの色合いに近いなという所も落とし込みの発想要因だった様です。単純じゃなくて深いですよね〜。
普通に今のトレンド的な流れではなく、自分達が好きな古着やミリタリーに寄せたモノづくりで、あくまでも元ネタに忠実に作る方法論は最大のバーラップらしさだし、機能素材を軸にしたモノづくりで基本軸がこういうアプローチのブランドって他に無いですよね。
普通、こういうハイブリッドなモノづくりって、基本的に着易い様にアレンジする為に機能素材を使っているのが主なので、サイジングなんかは躊躇無く今の時代に合わせて変えていきます。
そうやって時代性を加味していくと結局は出来上がったモノってどうしても似かよるんですよね…。どうしたらそのブランドならではの色がでるか。それは自分らの確固たる軸があるかどうかなんです。そういう意味ではウチで扱うブランドって、どこもしっかりブレない軸がありますね。
バーラップも正にそう!機能素材を使ったアウトドアと違ったアプローチのアメカジ服って今は結構主流の方法論になってきましまが、周りがやり出す前からやっていたし、それがバーラップのブランドの色になっていますよね。
バーラップの色って、好きを徹底的に掘り下げた知識量だからこそ出て来た元ネタのセレクトと、その元ネタのテイストを大事に敢えてあまり手を加えない事。
今回もきっと中綿アウターの新たな型を模索していった中で、ちゃんとアウターというテーマに沿った中で元ネタを探して導き出したのがスキーリーバイスな訳です。普通に考えたら中綿入りのGジャン作りました、冬寒いからちゃんとポケットも付けましたよ!って事でサラッと作っちゃいますよね。
でも、バーラップは違うんですねー。作りたいアイテムとちゃんとイコールな要素のある元ネタを見つけてくるし、そういうアイテムを知ってて持ってる凄さ!コレはやっぱりソーズさんのメーカーとしての歴史と経験値なんだと思うんですよね。
アメリカインポートウエアの輸入卸のパイオニア的なメーカーさんしか持ち得ない歴史を使ったモノづくり。あとやっぱり、服が超好きなプロフェッショナル集団がソーズさん。だから僕らは魅了されてしまうんです。
すいません!大部分がバーラップのブランドについての話しになってしまいましたね…。とにかく僕らはソーズさんのアイテムが大好きで、そんなソーズさん発のブランドのバーラップやワラワラやアルタススクリーンが、店頭でリアルに反応して貰えるのが嬉しくて。皆さん、本当にありがとうございます!
そんな訳でこのトラッカーJKT、ただの中綿入りGジャンじゃないんですよ!軽くて温かいし簡単に洗えて重ね着もし易い、真冬に良い事しか無いアウターですが、その奥に潜んだモノづくりのスタンスと元ネタを聞いちゃったらもう服好きは居ても立っても居られないヤツですね…。
カラーは3色。ブラックとベージュとブリンドル。サイズ欠けはしてますが、まだメーカーさんにも在庫のあると思うのでお取り寄せも可能です。諦めずに是非見にいらしてくださいね。
モノについてのお話と着こなしのお話しは店頭でタップリお話しさせてください!
週明けにバーラップと同じ様な機能服で、また違ったアプローチのNEWブランドのアイテムが入る予定なので、そっちはインスタでご紹介しますね。同じ機能素材をテーマにモノづくりするブランドですが、コッチは単純にメチャクチャかっこいいヤツです。しかもナイスプライス!ご期待ください‼︎
Burlap Outfitter
トラッカーJKT
¥42.000(¥44,200 in tax)
それでは、また!真冬1歩手前の重ね着にはホント最高なシーズンに入りましたよー。力いっぱいガンガン行きましょう!
ストックマンマーケット調布店 伊藤