神様をバックに閉じ込める事に成功しました!
今週は砂永blogです!
グランバはひと段落と思っていたらファイナルセールが継続…まぁ、うちは変わらずSALEしてますが確変みたいなものですかね?
各々がお勧めするセールアイテムのピックも2周目。今回はこちらの紹介です。
AOZORA blue heaven
リメイクライナーコート
¥44,000→¥26,400 in tax
普段インスタではあまり紹介する事はありませんでしたが、Go slow caravanの姉妹ブランドで古着の解体からリメイク、オリジナルの刺し子生地、スーパーアオゾラマンでもお馴染みなブランド。立ち位置としてはJBのリベアがウチだと近く砂永の大好物です!
そんなAOZORAから今回セールプライスで見つけて来たアウターが凄い!毎年暖かいロングアウターはセールの買い付けで探す様にしています。ロシアのシューやFIDELTYのロングPコートやマニュアルのウールステンなどがそうですが、着丈が長い=素材を使う!事から、シンプルに良いお値段…
なのでSALEなら!と毎年各社で探す訳ですが年々見つかりにくくなっているこの枠。今年は良いものが見つかりホッとしています。前置きはここまで!詳しく見ていきましょう。
今回のキルティングのコートは古着でも価格がとんでもない事になっているm-65フィッシュテールコートのデッドストックの中綿ライナーを解体し、フードコートとして再構築してあります。
しかし、ただ再構築している訳じゃない…
先ずこのベースのライナーですが中綿をひょうたんの様なステッチで封入、戦地の状況に合わせ付けたり外したりと便利なんですがライナー単体での着用は全くの想定外!本来ならボタンもZIPもポケットすら付いていません。
自分も数年前にburlapでお馴染みソーズカンパニー企画の後染めライナーコートを購入、愛用していますが…ボタンの代わりにカラビナ。ポケットの代わりにハンティングベストを着たりと足りない事をプラスに重ね着を楽しんでいますが有れば嬉しいのがポケット!そして、ZIPでの開閉はアウターにはマストですね。
ただ面白い服を作って自己満足で終わるのは1番ダメで、面白い方法を取りながらもエンドユーザーである来てくれる人を想像して足すものはきちんとプラスする服作り。良いですね〜
ちゃんとプラスする部材もミリタリーの背景から大ぶりなアルミ製のZIP!MA-1と同じナイロンツイル生地での前縦だったりときちんと合わせてくれています。フードまで付けてくれちゃってますからね〜M-65のライナーを使ってM-51パーカーの型にww良いですね〜自由な感じ
キルティングライナー自体が作られた年代、工場だったりの違いで色合いから、使われる素材も場合によっては違うと言われる程で(実際そんな事を気にしてる余裕は無かったんでしょうね)パッチワークにすると自然と色味はグラデーション!生地の違いも映えます。
同じ企画。しかも宇宙開発に次ぐと言っても過言では無い軍物なのにこれだけ顕著な差が生まれるアメリカの物作り。要は温かく着れれば良い!この感じは日本には無く、ざっくりした物作りになぜか惹かれてしまう。
そんなアメリ感を全身で体感出来るキルティングコート!合理的過ぎて脇には穴が…最高です。
可動域の確保とベンチレーションを兼ねてパックリとww多くのブランドはここを縫い合わせる訳ですがAOZORAは敢えてこの特徴的なディテールを残してます。
確かに今までの人生で脇が蒸れる事はありましたが、暑い事は無かった様に感じます!だからこの方が何かと都合がいい訳です。ある意味理に適ってる!
ふざけている様で古く特性の違う生地を繋ぎ合わせる高い技術、細部までの気配り、服好きだからこその拘りと色々詰まってるはずなのにそう見えない服!もちろん全て一点もの。着てもらうとちゃんと伝わります。Lサイズのみとなりましたがコートとしては様々な人に着てもらえるサイズ感だと思います。
ぜひぜひ
でわでわ〜
個体差なんてもんじゃない!AOZORA リメイクライナーコート
25/01/18
35