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好日山荘

登山靴の特徴 【ミドルカット編】

2025.05.14
こんにちは。調布パルコ店、佐々田です。

今回は登山靴についての第二回。ミドルカットの登山靴についての解説です。

ミドルカットの登山靴は、山で一番よく見る登山靴だと思います。かくいう私も、日本アルプスを重い荷物を持って歩く時以外は、どの山もミドルカットで歩いています。
アルプスでも、小屋泊ではミドルカットで歩く山登山者も多く見られます。用途も多岐に渡り、分類は難しいものの、以下のような感じでしょうか。

・ソールやアッパーが柔らかいシューズから、アプローチシューズなどの岩場を歩くための堅いモデルまで、種類の幅が広い。

・低山向け、混合のトレイル向けのソール形状のものが多い。アプローチシューズは岩場で立ちこみやすいよう、グリップ重視のソールになっている。

・低山向けは軽いモデルが多い。アプローチシューズは若干重量がある。
・ローカットとは違い、ほとんどのシューズで防水透湿素材が使用されている(GORE-TEX、アウトドライetc)
・その特徴から、一足目に選ぶ人が多い。




次にメリットとデメリットです。



▪️メリット

・比較的軽く、足首まわりのホールド力もあるため、脚力があれば一足で低山から高山までこなせる汎用性。

・足首周りがローカットよりも高いので、足首の捻転を防ぎ、ローカットより疲れにくい。

・最近はアプローチシューズも、低山のトレイルもしっかりこなせるようなモデルもある。





▪️デメリット

・汎用性は高いが、突出した特徴がない事が多い。
・ローカットより足首周りがホールドされている=自由が効きづらいので、走るには不向き。

・ハイカットに比べると柔らかいモデルが多いため、脚力がないと重い荷物を持ったテント泊には不向き。


以上のようになるのではないでしょうか。


ミドルカットはその形状から、ある程度はシーンを選ばず使用できる汎用性の高さが魅力です。ただ、選択をミスすると中途半端になりがちです。一足目に選ぶと、なんだかんだでローカットやハイカットが欲しくなるというのは、誰もが通る道ではないでしょうか?

それでもその汎用性の高さは魅力で、一足目に選ぶのに最適なモデルです。私も一部のテント泊と雪山以外はミドルカットで、昨年の穂高連峰小屋泊縦走や、昨年の南アルプスのテント泊はミドルカットでした。向いている人は、以下のような人です。

・低山から高山まで一足でこなす登山靴が欲しい方。
・初めての登山靴で、どう選べばいいか迷っている方。
・アルプスの岩稜帯向けのアプローチシューズが欲しい方。
・低山向けで探しているが、ローカットでは足首が不安な方


とりあえず一足目はミドルカットという方も多いです。そして、考え方もそれでいいのかなと思います。実際にミドルカットは様々なシーンで使用が出来、ローカットとハイカットの特徴を併せ持っているため、困ったときはミドルカット、なんてことも多々あります。


ただ、突出した特徴がないため、慣れてくると最適解になる事が減ってくる事もあります。そのため、ハイカットやローカットと使い分けるなんてこともあります。

1足目に選ぶ靴として最適ですが、慣れてくると違うシューズも試したくなる。そんな靴です。靴の特徴をしっかり把握し、登山に役立てていただければと思います。

その他にも当店では、様々なギアや登山靴を取り揃えています。今回の記事のような内容も、丁寧にご説明させていただきます。何か気になる事などございましたら、ぜひご来店いただき、お気軽にご相談ください。

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