お疲れ様です!岡崎です!
梅雨が明けたと思えば、耐え難い暑さが続いてますね。来週には台風が来るらしく、また雨に逆戻り... 暑いうちに夏っぽいことをしたいなーなんて思っている日々です。
さすがに大袈裟すぎる題をつけてしまいましたが、今回はパッカリングの良さをお伝えできればなと思います!
まず、パッカリングとはなんぞやという方もいると思いますので、少々説明を。
パッカリングとは、縫い目の間にできるシワのことです。特に画像のようにダブル(2本針)で縫われたところにできます。
今回パッカリングが際立つ、シャツとパンツをご紹介します。
まず、ウチではしっかり定番のBarnsのOXシャツ。まだまだ秋冬が立ち上がっていないのに、しれっと入荷していたフォレストグリーンのOXシャツです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、このシャツはパッカリングにこだわった作りをしています。
パッカリングがより出るように、部分によって糸の細さを変えて、裁縫してあるんです。
そして、後染めという点もパッカリングを引き立てます。
オックスフォードという生地は多くの場合、色のついた糸と白糸を2本交互に織って作るため白みがかった印象になり、どうしてもシャツ全体の色はボヤけてしまいます。しかし、後染めをしていると全体の色がハッキリと単色になります。それにより、特に濃い色はパッカリングが際立ち、着込んでいくうちにいい風合いになります。
オックスフォードの生地でボタンダウンと言うと上品な印象に見えるのですが、このOXシャツはどこかワークシャツのような佇まいです。この上品と野暮ったさの塩梅、最高ですね!!
次にjohnbull ワイドチノトラウザーズ。こちらはセールで50%offのアイテムです。サイズはSしかありませんが、Mくらいの方なら余裕で履けると思いますよ!
こちらもシンプルなワイドチノだからこそサイドのパッカリングが際立っています。
このチノパンはおそらく40年代のU.S.ARMYの軍チノを元に作られていると思います。アメリカ軍において、1945年から1950年初頭までの僅かな間しかサイドシームがダブルでパッカリングの出たモノはありません。このjohnbullのワイドチノはそういったピンポイントなところをサンプリングしているわけです。ちょっとした背景がある服。すごく好きです。
ワイドチノは持っておくと本当に使えます。
服装がシンプルになるこの時期にバランスに変化をつけることができるし、幅があるために風通りも良いです!
と長々とアイテムの紹介をしましたが、「結局パッカリングがあるからなんなんだ。」という話です。
単純に存在感が増す。遠くから見てわかるわけではもちろんないんです。でも、なんかよく見える。それを演出しているのがパッカリングなんだと自分は思っています。
普通でなんか洒落て見える。結局のところそれがファッションにおいて究極なんではないでしょうか。これはよく店長と話します。
今回紹介したこの2つのアイテムはそれを象徴しているような気がします。シンプルなモノにこそちょっとしたこだわりを!!!
どうでしょうか。
「パッカリングを制する者はファッションを制す」
究極を考えれば、あながち大袈裟ではないかもしれません。
パッカリングを制する者はファッションを制す
19/08/11
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