まずは、お知らせです。
来週の水曜日11/20〜日曜日11/24までの、5日間、パルコカードフェア、パーティーセールが開催されます。
パルコカードをご利用頂ければ、お得に買い物が出来る5日間になっています。
いつものパーティーセールでは、パルコカードご利用で、トップスのみ5%オフという企画を行っていましたが、今回はパルコカードがポイント制になった事で、初の試み!
パルコカードをご利用頂ければ、全商品5%オフになりますよ。
パーティーセールに合わせたかの様に、冬のアウターが一気に入荷して、これで今季のオーダー分は全て出揃いました。
ですので、秋モノから冬モノまで選びたい放題ですよ。
アウター選びはどうしても単価がアップしてしまうので、良い機会だと思いますし、普段絶対に下がらない、定番パンツ、シューズ類を狙って頂いても良いかと思います。
是非お待ちしております!
それではブログに参りましょう。
ブログでは特にお馴染みのブランドからの変わり種。完全に個人的好みの、個人オーダーアイテム。
シュガーカーンの、ボアフリースリバーシブルJKTをご紹介したいと思います。
シュガーケーンは基本ビンテージワークウエアの復刻を手掛けているブランドですが、ビンテージアウトドアウエアも手掛けています。
レザーヨークのダウンベストや、ポリコットンの中綿入りマンパがそのカテゴリーになりますがそれらのモチーフ70年代のアイテムです。
しかし、今日ご紹介するフリースJKTは90年代モチーフ。シュガーケーンがフォーカスする年代としては新しく、その点で変わり種な訳ですが、
これが自分がリアルタイムで憧れたアメリカ物の年代のドンピシャのアイテムで、展示会で1人かなりテンションが上がってしまったアイテムでした。
こちらのモデル、90年代パタゴニアのパイルグリセードというモデルがモチーフです。
ここまで近代の、しかも王道ブランドのアイテムをモチーフにした事は今まで自分が扱ってきた中では無かったので、個人的には待ってました!と言った感じでしたね。
オールドパタゴニアのアウターの中でも人気はありますが、王道のレトロカーデではなく、マニア受けなグリセードをモチーフにするとはなかなかシュガーケーンらしいグッドチョイスです。
モノは、表がボアフリースで、裏地に極薄リップストップナイロンが貼られていて、両面着れるリバーシブル仕様になったアウターJKTです。
表裏で見た目もガラリと変わりますが、機能面もサイズ感もガラリと変わりますので、天候や目的に合わせて裏表を着分けられる、1枚で2枚分の機能を持った当時としては画期的なJKTだったと思います。
羊毛の様な軽くて暖かいボアフリースですが、弱点は風を通してしまう事。
同じパイルシリーズであるレトロカーデは、防風フィルムを貼る事で風を防ごうとしていましたが、グリセードはナイロンが貼ってあるので、防風性も数段高く、内側にボアフリースが入ると暖かさにおいても数段上で、フリースの弱点を完全克服したのがグリセードなんですね。
フリースは服にまとわりつくのも弱点ですが、グリセードなら内側のナイロンが滑りを良くしてくれるので、重ね着をした時や、ニットやネルの様な起毛生地を着る時も着易いですよ。
気温や着こなしによって使い方を着る側が選択できるリバーシブルウエアは生活にフィットしますし、裏表で温度調節が出来るので着れる時期も長いですし、何より気分で変えられて楽しいです。
そして今回のピックアップカラーは、レトロパイルらしいカラーは外して、90年代ならでは、この時代にしか無かった配色のモノを敢えて選んでみました。
90年代のアウトドアウエアは各ブランド名作も多く、コアなファンも非常に多いですが、特にこの年代のパタゴニアは今見ても魅力的ですし、抜群に良いです。
アウトドアでもいろいろなカテゴリーの、しかもそのジャンルに特化した様々なモデルを出していた時期で、ただ、まだまだ削ぎ落とすよりも付け足すデザインの時代で、ポケットや切り替え、型のバランス、全てが面白く、服好きの心を鷲掴みにされる機能美があります。
そこが個人的にはワークウエアと共通している部分ではないかなと思ってまして、やっぱり一気に市場が拡大して、景気が良かった時代のアイテムは着る側に媚びてなくて、非効率な事もいとわないモノ作りに溢れてて魅力的ですし、機能があるディテールも複雑であればある程魅力的ですね。
そして特に素晴らしいのがカラーの配色。
発端は、何かあった時に自然の中で目立つ様にと使われていた原色使いも、この頃はそれが発展して様々なカラーが取り入れられました。
特にパタゴニアのカラーリングは抜群で、この頃のパタゴニアが無ければ被服に使われる事はなかったであろうカラーは沢山ありますね。
と、ここまでパタゴニアについてのブログの様になってしまいましたが、今回のシュガーケーンのフリースJKTは、ボアと、ナイロン素材、スナップボタン、パイピングの素材と、ほぼ完璧に当時に近い製品になってるのは流石は東洋さんと言ったところですが、
自分が1番ヤられて、入荷を決めた理由としては、カラーリング。
表裏の配色も勿論ですが、色味の微妙な加減まで完璧に当時見た様な色味です。
ここまで相当な長文になってしまったので、続きは店頭にて!まだまだ語れますので。
今回は我慢出来ず、個人予約を入れてしまったので、スタートから極小在庫ですので、気になる方はお早めに。
間違いなく、シュガーケーンのこの様なアイテムは2度と出ませんよ。プライス設定も凄く魅力的なモノになっていますので、少し変わり種のアウターを増やしたい方にも挑戦し易いと思いますよ。
それでは、また。今週も洋服を楽しみましょう。
ストックマンマーケット調布 伊藤
シュガーケーンの変わり種
19/11/17
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