在宅におけるワードローブ検証を踏まえて今思い事
20/05/02
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ブログをご覧の方々は基本インスタもみて貰ってると思いますが、今週のインスタもまた長文で乱文にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
今日のブログでは、検証を踏まえて、今、服について思う事を綴らせて頂いて、『在宅におけるワードローブ検証』をひとまず終了したいと思います。
火曜から、6日にわたって
①パンツ編
②トップス編
③シャツ編
④アンダーウエア編
⑤シューズ編
⑥バック編
https://www.instagram.com/p/B_ha6J2DhFo/?igshid=1vwbgff6uvyml
(まだご覧になっていない方、一気に読むのは大変ですから、1日1項目のペースで読んでみてください)
と綴らせて頂きました。改めて在宅した事によって服を着るという事がより日常的な、リアルな部分を体験出来て、ある意味は良いわ経験が出来たなと思っています。
このブログのみご覧頂いてる方の為にダイジェストでお伝えしたいと思います。
①パンツは、予想通りイージーパンツは活躍、バーンズの吊り裏毛のスエットパンツとグラミチパンツ(ノンストレッチの太めと方)、それとやや厚手のテーパードデニム、ワークパンツもよく履きました。
在宅で気付いた事は、部屋での生活が基本なので、身体に負担がないモノが良いのはどのアイテムにも共通して言える事ですが、
特にパンツでは、今までの休日には無かった椅子に座る時間が長くなった事がアイテムに影響して、この時期でもやや厚手の生地のパンツが、座った時の安定感と、冷え防止に繋がって良いという結果にまりました。
あと、裾の広い太過ぎるパンツも、ブラブラとして動き辛く在宅には向きませんでした。
②トップスは、とにかく毎日スエットでした。
室内ではやっぱりJKTは羽織らないし、重ね着もしないので、これも予想通りでしたが、4月の気温を考えるとティージー位の厚さがメインになるかなと思っていましたが、ほぼ毎日スエットでしたね。
これも今回の在宅で気付いた事ですが、一階住まいだと部屋の中は、長時間居ると意外と寒いという事。かと言って4月の気温は暖房を掛ける程でも無く、スエットが丁度良く、夕方の散歩時の外気温にも丁度良かったです。
4月でもお家ならスエットがまだ使えるし、スエット自体、休日着にはやっぱり必要で、重要なアイテムという事が改めて分かりました。お店でも強化したいですね。
このペースだと異常に長くなってしまいそうなので、ここからは足早に。
③シャツは、在宅だしあんまり出番は無いかなと思いきや、月の半分は着てました。
温度調節に良かったのと、やっぱりシャツを着てると自宅に居てもシャンとしました。
こんな時にオンオフを付けるにも役立ちました。
毎年のゴールデンウィークあるあるで、急激に気温が上がって来たので、これからの在宅着は毎日シャツになるでしょうね。
④アンダーウエアは、これは在宅も普段も変わらず、『肌着を制するモノが快適を制す』と思ってるので、靴下と肌着には拘りあります。
肌着は、真夏以外はいつ何時も着るアイテムなので、ここに拘る事が快適な日常着の1番の近道です。肌着選びのコツ、実は肌着の仕入れは人一倍拘るウチの仕入れ秘話についても詳しくは店頭にて。
⑤シューズは、ビルケンのボストンが予想通りの大活躍。
ビルケンは性別問わず、年齢も、ファッションも、拘りがある、ないにも問わず、ある程度の年齢(社会人の方)以上の方々誰にでもオススメな靴です。持ったら生活が変わりますよ。
最後⑥バックは、番外編的な回で、完全に好みのお話し。写真見てみて下さい。このバック達にはある共通点があります。こちらも店頭にて。
と、毎日インスタではいつものブログ並みの長文でしたが、単純に思ったのがウチは週1ペースで、3人でブログ回してるので緩い周期ですが、これを店頭でのお仕事をこなしながら365日毎日やっている方は沢山いらっしゃいますが、凄いなぁと心底思いました。
僕なんかやってる間、1日中ブログの事が頭から離れず、思いついてはメモして、繋げて書いては消し、相当な時間と労力を費やして、やっと出来た感じです。
そんな体験も良い経験でしたね。
あと、色々と在宅という枠組みを作って今まで扱ってきた服を、実際に全てを着て試した訳ではありませんが、いつもより何倍も現実的な観点から検証出来たお陰で、日常着に必要なアイテムだったり、要素はより浮き彫りになりました。
あと、少しは仕事として服と付き合い続けて来た我々とはまた違う、皆さんと同じ立場で服と付き合えたのも良い経験でしたね。
コレらは今後の仕入れだったり、提案だったりには生きてくるとは思います。それは販売の仕事を続けて、普通に暮らしてたら一生訪れなかった機会でしたね。
前置きが凄まじく長くなりましたが、ここからがまとめの本題です。
より生活にフォーカスして服を着てきた訳で、そうなるとアイテムのジャンルは絞られ、でもその中でも楽しむべくアイテムは変えて日々違ったスタイルをしていましたが、
やっぱり痛感したのが、色々なスタイルがしたい。色々な服も着たいし、色々な靴も履きたいという事。
タイドアップもしたいし、ワークジャケットも着たいし、そこに敢えて革靴を合わせたり、敢えてドレスパンツを合わせたり、そこなまたもや敢えてスニーカーで外したり、ビルケンで外したり…
結局、『お洒落をする事』とは=ある意味『非日常的な事をする事』で、
この『非日常』は一見、突き詰めれば排除する事が出来そうですが、僕個人的にはこの『非日常』が快感で、生き甲斐だったんですよね。
その『非日常』をする事がストレスを発散したり、気分が良くなったり、精神的にも良い影響を与えていたんだなと、本当に改めて思いました。
(この『非日常』というのは何も奇抜な事をするという訳ではなく、物事が単純明確で無いという事で、引き出しが一杯ある状況で、ある着地点に持っていく作業の様なものです)
ただこれも改めて思った事ですが、ファッションにはシチュエーションが必要という事。
どんなに服が好きでも、一日中ほぼ家に居て、半径1キロ圏内の近所しか動かなければ、『非日常』の選択には無理があります。
結局無理矢理過ぎて、それもおかしな事になってしまう。場で浮いてしまって、それはそれで何だかなぁですね。
簡単な例で挙げると、在宅になってからまだ一度も革靴を履いてません。履きたいですが、履いて行く場所がない。
なので、まず、今すぐは無理なのは百も承知ですし、健康あってのファッションですから、焦ってはいません。
が!どこにも出掛けられない事で、こんなにもファッションの幅も狭くなって、ひいては店が売れる売れないどころか、ファッション自体が必要なくなってしまう。
終わりはあるので、それを待ちますが、ファッションにおいても、今まであった色々なシチュエーションがある日常というモノが必要不可欠なんだなぁと、コレも心底思おました。
それと、もう一つ、会社がスーツで、服が週末しか着れなくて本当に辛いと言っていた服好きの方々の気持ちが本当の本当に良く分かりました。
その面では、自分は大好きな服を毎日好きな様に着れて、それが仕事になっているなんて幸せなんだなぁと、コレも改めて深く思いましたね。
今日ニュースで、今後はこの事が収まっても生活様式の変革が必要だと言ってましたが、これを機に仕事着の完全私服化もドンドン進んだらいいなぁと思いました。
服好きにとってはそれがストレスを溜めないで働ける1番の方法にな確信が持てましたね。
と、史上最高、とんでもなく長いブログになってしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました。
来週は砂永週間です。お楽しみに。
それでは、また来週。今週もそれぞれのフィールドで服を楽しみましょうね。
ストックマンマーケット調布 伊藤