今季気分なカーゴパンツのススメ
20/06/13
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営業再開してから2週間が経ち、僕らの予想以上のお客さんに来てもらい、自粛中の1ヶ月半を取り戻すかの如く、沢山お話しをさせてもらいました。
こんな状況下でも、ストックマンの事を忘れずに心配してくれて、洋服を楽しむ事も忘れていない方々ばかりで、非常に有り難く、勇気つけられました。ありがとうございました。
今回は、超個人的に急に最近気になっていた、カーゴパンツについて。
去年の夏は例年の中でも特にショーツスタイルが多く、ワイドなシャツ、無地カットソーにショーツというスタイルがほぼほぼで、今年は久々にプリントTシャツが着たいなぁと思っていました。
そうなるとショーツ中心だと少し若いかなぁと思って、今年はロングパンツも履きたいなぁと。
そこで、生地的に暑さに耐えられて、トップスのシンプルさにも少し変化が出る、カーゴパンツいいなと思った訳です。
まずは、東洋さんのミリタリーレプリカブランドbuzzrickson'sのカーゴパンツ。
こちらは最近ストックマンスタイルの薄アウターの定番になっている、トロピカルコンバットJKTと揃えのパンツです。
なので生地は同じコットンポプリンで、肌触り最高にサラサラです。上品なトラウザーの如く気持ち良い生地です。
モデルとしてもカーゴパンツの中では珍しく、語れるディテールも沢山ありますが、こちら完全に生地で選びました。
コットンポプリンは生地が贅沢過ぎて、カジュアルパンツでは中々なく、過去の意匠を今に蘇らせるレプリカには稀にこんなアイテムがあって、それは王道ではないのですが発見した時は楽しいものです。
本気ミリタリーカーゴなのでしっかり太く、裾にドローコードも入ってるので、ギュっと縛って内側に裾を入れて裾をフンワリして、素足にビルケン、チューリッヒ、非常に良いです。
Tシャツも、ゆったり目のカレッジTだったり、丁度良いアメカジTでパンツを主役にしても良いですね。秋に白シャツに革靴というスタイルも良いと思います。
そして2つ目、ロスコのアンクルカーゴパンツ。
出はミリタリーモノで同じなのですが、buzzのとはホント対照的な、これもアメリカらしいTHE量産品なカーゴパンツです。
素材はお馴染みリップストップ。こちらは民間モデルなので意外と太くなく、細くもない丁度良いシルエット。
僕がコイツに決めたのは、このモデル、日本のメーカーさんによって一手間加えられてたから。
丈がカットしてあって、その丈感が絶妙で、サンダルと合わせると最高のバランスでした。素足で合わせても足の露出が丁度よいので季節感も出て良い感じ。
洗い加工が施されているので、量産軍物特有のハリと光沢が無くて、かなりこなれた表情です。
洗う事で色が抜けて、リップの格子柄が浮き出て、ある意味同色のチェックの様にも見えて、シンプルなTシャツスタイルにも良いアクセントを加えてくれそうです。
この手のアメリカ物に手を加えるさじ加減は、日本のメーカーさん、デザイナーさんはホント上手いですね?
しかもこちらのカーゴ、かなりお求め易い価格となっております。プライスで考えても素晴らしい良品だと思います。
こんな良くある何でもないモノに一手間加えられたモノ、見方を変えればファッションになるモノ、そんなアイテムは個人的に常にアンテナを張っているキーワード。
2点ともまさにこのキーワードに当てはまるアイテムです。
今年の夏は、カーゴパンツに、プリントTシャツ、素足にサンダル、そんな何でもないスタイルですが、久々に新鮮でオススメですよ。
それでは、また。今週も服を楽しみましょう。
ストックマンマーケット調布 伊藤