ストックマンスタイルの新たなマウンテンパーカー

21/11/06

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先週から始まった、1Fのチャムスのポップアップショップも明日が最終日。初の1F開催で、催事場の狭さと入り口すぐの立地にどうなるかドキドキでしたが、予想以上の好反応で、設営を頑張った甲斐がありました。お立ち寄りして頂きました皆様、ありがとうございました。来年もお楽しみに!明日、撤収頑張ります…。

月曜のインスタで、砂永がピックアップしてくれ、その時もブログでご紹介すると触れてましたが、丁度今週の僕の回でピックアップ予定でしたので、この流れも使わせてもらってご紹介します。

Mt.RAINIER DESIGHの、60/40クロスマウンテンパーカーです。

ご存知の方も多いと思いますが、60/40クロスというのは生地の名前で、60%コットン×40ナイロンの混紡生地の事。

まだ、ゴアテックスの様な透湿防水ウエアがなかった時代、天然素材のコットンと、化学繊維のナイロンの性質の違う素材を、縦糸と緯糸に使う事で、湿気を逃す透湿性と、雨を弾く防水性を備えた生地が誕生したのが70年代。マウンテンパーカーの起源の生地と言っても良い生地です。

とても古典的な素材ですが、唯一無二の非常に魅力的な生地で、僕も昔から大好きな生地の一つですね。

ナイロンの硬さに、コットンの柔らかさが相まって、適度な張り感に、ALL化繊の生地には無い温かみのある少し粗めの素材感。洋服馴染みがとにかく良い。他の服と相まっても一人歩きせず、溶け込みます。

それは、アウトドアスタイルに限らず、ワークにも合うし、カチッとしたトラッドにもハマります。真正面から合わせてもカッコいいし、外しで合わせても大概上手くいきます。

そして、個人的最大の魅力は、色合い。

ナイロンの、発色の良さはあるものの、コットンのお陰でちゃんと色合いにアジがあるんです。60/40にしか出せない色味がある。これが僕らの好きなスタイルにドンピシャなんですよね。アウトドアギアではなく、ちゃんと洋服の雰囲気を纏ってる。コレは他のマウンテンパーカーには無い、60/40ならではのモノです。

それをより色濃く表してるカラー、というか僕が60/40で好きなカラーで、自分も着てるのが今回ピックした、オレンジとタン。
特にオレンジは、これぞ60/40!というカラーで、昔からの定番カラーですね。オレンジが定番カラーになる事なんて、他の生地ではそうそう無いですが、それだけ60/40の発色は丁度良いという事。実際合わせもし易いカラーですよ。


僕も、砂永も、シエラデザインという60/40クロスの元祖ブランドのマウンテンパーカーを長年愛用してて、実際少し前まではウチでも取り扱いがあって、冬前のこの時期は2人とも凄く愛用しています。

マウンテンパーカーというアイテム自体、今時期の朝晩の冷えに対して非常に使えるアイテムで、とにかくレイヤードし易く、気温の変化には1番対応力のあるアイテムです。

アウター前の、今時期のスタイルが1番困ると言う声も店頭で多々頂いてました。そこに1番ハマるアイテムは、60/40のマンパたなというのは、自分でも体感してるのでいつまた復活させようかとタイミングを見計らっていました。

去年までは、JBのテトラテックスJKTがそのポジションでしたが、やっぱりテトラは冬寄りのマンパで、今時期はまだ重い。それとテトラの廃盤も決まり、いよいよ店の定番マンパの後釜が必要なタイミングで、今年からまた60/40マンパを再展開しようと思っていました。

最初は、定番のシエラをやろうと思っていたので、取り扱いメーカーに確認したところ、少し前にも値上がりがあり、また更に今季も値上がりありとの事で……プライスを聞いたら¥38,000+税との事…。

テトラの様に透湿防水の機能もあり、特殊なポケット構造を持ち、表地も特別に作り込んだものを使っている作り込み度を考えれば、4万オーバーも納得でしたが、60/40のマンパは、特に特別な機能は無く、真冬の着用も難しいアイテム。

僕のイメージでは、少し前のプライスの3万前半を想定していたので、税込み4万のプライスに一旦足踏み状態になってしまいました。

未だにアメリカ製を貫く生産体制を維持して、良い意味で何も変わらない安定したアイテムなので、昨今の情勢を考えると仕方ないかと考えましたが、でもこのアイテムで、そのプライスだとお好きな方だけで、幅広い方々に紹介出来ないなという思いから悩んでた枠のアイテムでした。

そんな折、ここ数シーズン、バック類でお付き合いのあるマウントレイニアデザインの展示会に伺って丁度良いのに出会えました!

マウントレイニアが、今季から販売代理店が変わったタイミングで、丁度、企画製造元のメーカーさんが来ていて、直接お話しも聞けました。実際お話しを聞けたのが、全てのプロダクトを取り仕切っている社長さんで、色々話が聞けました。

お話しを伺ったところ、その方は10年位前までシエラデザインの代理店に居た方で、実際アメリカ製シエラの企画、生産管理をしていた方で、僕の持っているシエラを作っていた方だったんです。

その当時のお話しも沢山聞けて、その当時も、アメリカ生産のプライスの高騰に1番頭を悩ませていたと仰っていて、当時から製品とプライスのバランスと、もっとより良いモノが出来ないか、そこで独立してマウントレイニアデザインを立ち上げたという事でした。

ブランドが出た当時から知っていましたが、だから全ての製品に60/40クロスを使っていたのかと合点がいきましたね。60/40クロスのスペシャリストだった訳です。


そんな方がどう製品とプライスのバランスを取ったか。

その方法が、生地の生産も、製品の縫製もアジアにする事でした。シエラデザイン時代、価格維持の面で、アメリカ生産を貫くのは凄く難しかった様です。ちょっとした事で、製品の価格に反映してきてしまう。

大昔は2万円台だったものが、僕が買った10数年前で確か31,000円、今現在は38,000円です。同じモノでも、ここまで価格が変動してしまうのはアメリカ製やイギリス製、フランス製などの、物価、人件費の高い国での生産では付き物ですね。

シエラでも、当時からダウンウエアとバック類は中国生産をしていて、その工場でこなせるアイテムも増え、レベルもかなりアップしてきていた。この工場を使えば、価格は抑えて、尚且つ製品をアップデート出来る。しかも納期のコントロールもし易い。

プラス、アメリカで生地を作ると生産ロットが半端なく大きく、その辺もアジア生産にするとクリア出来、作りたいカラーも容易に作れる。シエラは、生地に関しては全てアメリカ製にてやっていたので、ウエアもバックも共通の生地を使わらざるを得なくて、バックに関しては特にカラバリに変化を与え辛かった訳です。それがアジア製なら、ウエアとバックで、展開する色目の変化もつけられる。

そんな時、独立されマウントレイニアデザインを立ち上げ、生産はシエラを縫製していた中国工場、生地は韓国製の本家よりも地厚な60/40クロスにアップデート。

ウエアに関しては、裏地が入るアイテムに関しては裏地も共地の60/40を使い、ポケットもジップとフラップを使い分け、ポケット、比翼はメタルのスナップボタン仕様。使い勝手的に嬉しい内ポケットが左右に1つづつ付いてます。

本家は、コストの関係もあり、裏地はポリで、基本ベルクロ仕様ですので、この辺もアップデート。裏地を共地の60/40を使うのは社長さんがずっとやりたかった仕様の様で、実際マンパによくあるペラさは全く無く、明らかにJKTの力強さが増しますね。

長年シエラの生産を手掛けた方だからこそ見えた製品の仕上がりになっています。初めて直接お話しが聞けたので、凄く良い機会でした。やはり物作りには、経験と背景が大事ですね。

ずっとバック類しか取り扱ってませんでしたが、何故今までウエアを仕入れなかったか?実は全体的にもう少しプライス高かったんですよね。

これだけ色々やってる訳なので、仕方ないし、3万前半だったのでアリでしたが、やっぱり本家アメリカ製に近いプライスだと本家で良い訳だし、ただモノとしては凄く良いので2万台ならやるのに!とずっと思っていたんですよね。

それが、今回代理店が代わり、ウエアのプライスが見直され、イメージ通りのプライス、2万台になって、ヨッシャー!と満を辞しての取り扱いスタートになった訳です。丁度、マンパ枠の空いたタイミングだったので、良いタイミングでしたね。なので、今後のウチのスタイルの定番マンパは、マウントレイニアの60/40で行こうと思います。

誤解の無い様に書いておきますが、アメリカ製シエラの60/40アイテムは僕も2着持っていて日々良く着てるので、未だに好きなアイテムには変わりありません。

アメリカ製の方がしなやかで軽くて、発色も確実に良いです。ベルクロ仕様なのも、オリジナルデザインを大事にしてるからですね。
今回ウチとしてのセレクトは、プライス面と機能面、欲しい仕様がマウントレイニアに軍配が上がっただけで、シエラのマンパも確実に名品です。

ただ、僕の中で最近は特にですが、モノの蘊蓄や歴史とかより、モノのクオリティ、使い勝手と、プライスのバランスは凄く重要視しているので、その点マウントレイニアの製品は太鼓判を押せると思います。

カバーオールやテーラードJKT、中綿やウールのベストでレイヤードを組んだ時、ここからの季節、昼間は良いのですが、朝晩は寒い。でも、だからといって、その寒さに合わせてコートを着てしまうと、昼は暑くて来ていられないし、重ね着も出来ません。

JBのテトラをご紹介した時にもお話ししましたが、そんな時マウンテンパーカーがベストな訳です。マンパがあれば、ギリギリまで重ね着の1番の醍醐味な、JKT、ベストのスタイルが楽しめるんですよね。昼間脱いでも持ち運びが容易なのも良いですね。

そんな訳で、僕らの重ね着スタイルには、こういう風除けのしっかりしたJKTの方が必要なんです。マンパがあれば、ギリギリまで重ね着を楽しめます。あともう一つ、マンパがあると重ね着の方法が沢山楽しめて、自分で調整も出来ます。

勿論、それにはある程度のアイテムが必要なので、アイテムがまずまず集まって来て、日々色んな重ね着を楽しめる様になって来た方には特にマンパはオススメです。

毎年、継続しようと思っているアイテムなので、皆さんのタイミングでいつか仲間に加えてやって頂けたら、きっと活躍してくれるヤツですよ。


Mt.RAINIER DESIGH
60/40クロスマウンテンパーカー
¥28,000( ¥30,800 in tax)


ギリギリまでアウターは我慢して、今週も重ね着を楽しみましょう!それでは!


ストックマンマーケット調布 伊藤

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