この時期に毎年お客さんとの
話題に上がるネタ!電車が熱い...
気温が下がり、そこに対応すべく皆さん服を着る
訳です。なのに車内温度は上着を着てると汗ばむ温度設定なのは何故???
電車を降り外気に触れる瞬間に、サウナと水風呂の関係が頭を過ぎる。毎朝半ば強制的に血管を開きドバドバと流れる血液...コレが健康の一環を担っている!訳ないww
適温って難しいですね。笑
どーも砂永です!!!
今週は気温的にもそろそろ現実的な
アウターの紹介です。
数年前から多くの方が着ているミリタリーの
ライナーコート。極寒地で任務にあたる際に
着込むアウターの脱着式ライナーをそれ単体で
アウターとして楽しむ流れです。
それこそ星の数ほどのブランドが、このライナー
風のコートやジャケットを作ってくる訳です!
なので、もう既に掘り尽くされた鉱山みたいな
感じなんですね。既に
でも、服好きの斜めからのアイディアで
出てきたライナーコート。
自分が年明けに出会い、インスタのスタイルの
アカウントで何度か登場していましたが
今回、交渉の末最後の最後!3点だけ店頭に
並べる事が出来ました。
では、詳しく見ていきましょう。
先ずこのアイテムはM-65フィールドコートの
ライナー。配給され、実際に使用される事の無かったデッドストックを買い付けた物。
なので、本来はオリーブカラーなんですが
入荷した3枚は全てオレンジ!自分の所有する物もオレンジなんですが、コレ製品をブリーチして
います。ナイロンを脱色するという発想は初で
それだけで興味が湧きました!
しかも、ブリーチして分かった事実が
前期と後期とあるM-65ですが、ライナーに使われるナイロンの質にも差があった様で、グレーになる物とオレンジになる物。大きく分けてこの2種類が存在し、同じ色味でも微妙に濃淡に差があったりする!との事でしたw
戦争で使う為の物なので、一定の水準さえクリア
すれば多少の事には目を瞑る。普段扱う洋服とは違う基準で作られた物。アメリカらしい考え方で
長く使う訳じゃなく、一回しっかり使えればその後はどーなってもいい!的な発想は正にギア!!
新鮮ですね〜目的が変わると服もずいぶん
変わってくる訳です
新鮮な体験といえばもう一つ
元々コートと一体になり初めて完成する
ライナーなので、服として全く完成して
ないんですね〜
フロントを留めるボタンすら無いww
なんなら縫製も粗い!
よく見ると左右の前立ての長さが違って
岡崎に相談するくらいでしたからね!
普段着ている服がいかにちゃんと作られて
いるかがよく分かる貴重な体験。
でも、とにかく軽く、ちゃんと温かい!
抑える所はちゃんと抑えてるので安心
して下さいね。
兵士のニーズにはちゃんと応えて
それ以外を如何に簡素化して短時間で
作るかが勝負な服。当然隙だらけ!
でも、ここまで極端な服なのに
不思議な魅力がある訳ですww
服の歴史に触れるチャンス!!
しかも!代理店の担当さんと相談して
ボタンの代わりにミリタリーのカラビナを
探してもらいました
コレはもう完全にstockman別注です
...たぶん、いやきっと服が好きな人にしか
この魅力は伝わらないと思います。けど、
だからこそこのblogで少しでも興味が湧いた
方は店頭で探してみて下さい。
ひっそりとだけど、しっかりと
店内の一角で存在を主張しています
ぜひ、店頭で!!!
完璧じゃ無い魅力!!!!!
22/11/27
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