本日は久々の中島ブログです、
宜しくお願いします
早速、今回ご紹介したいのは"ATLAS SCREEN PRINTING"という
スクリープリントや刺繍でのアイテムをアメリカはフロリダで30年以上作り上げて来たブランド
職人さんの中には受賞歴のあるグラフィックアーティストなどもいるようで、技術力は間違いないです、
今回入荷したのは図鑑Tシリーズ、
動物園、植物園、美術館などに置いてあるようなスーベニア商品的なアイテムで
アメリカ的ななんでこのプリントにしたんだよ、と日本人の発想にはないユニークな物ばかりですよね
古着も好きな自分としてはこういうTシャツは良く見かける事があって、ここでは大声で言えないような葉っぱ系のプリントもあったり、リキュール系もあったり、
本当に様々ありますね
本当に生地とかはなんてことのないボディなんですが、この独特のプリントが90's感ムンムンでして、
見てもらうと分かる凄く雰囲気の良いTシャツで、インスタなどでもまだご紹介は出来てないんですが、店頭でも好評を博しています
今回は少し違った視点から、自分がシルクスクリーンの職人をやっていた時期かありまして、このプリントがいかに凄いのかを軽く説明したいと思います。
凄くカラフルな色使いに見えるこのTシャツですが、実は色数は基本的に6色以内で収まっていて、
製版した際のメッシュ穴の大きさで色の濃淡を出しているので、同じ色でも濃い薄いで、とても鮮やかに見えるんですね、
経験上ですが、この色の濃淡を出した版というのは非常に刷りづらく
刷った際にベタ塗り部分が少ないのできちんとインクが落ちているのか目視が出来ないので、こういった多色のプリントの際は
まず白のベタ塗りのガイドになる骨組みを刷ってから、その上に他の色のを上に重ね刷りをしていくという手法を取ります。
そこから重ねていくのがこれまた至難の業、特に白のガイドを入れて次の色は簡単ですが次からがかなり難しいんです、
ですがここのプリントは何処かの色が滲んだり潰れてしまったりという事が無く、インクのノリが非常に綺麗で、
恐らく手刷りですが、ここまで綺麗なプリントは日本製のプリントTでもあまり見た事がないですね
どのブランドにも色んなこだわりを持ったプリントがされてると思いますが、
ある意味シルクスクリーンらしいインクの乗せ方でここまで綺麗なのはという意味です。
ですが今回紹介したこのATLAS SCREEN PRINTING が30年以上もプリントをしてきたのが頷けるほどのクオリティだからこそ、長く愛用されている理由なんでしょうね。
個人的にこのなんて事のないボディにこういう潔いプリントはめちゃくちゃアメリカらしいなって気がしていて、
こんな事言うのは元も子もないですが、どんなに生地に拘ったTシャツとかよりも、このなんて事のない感じが個人的には好きだったりするので、
本気で着てなんかいいな、ってなるTシャツです。
六月の中旬頃にはもう1型2型入荷する予定なので楽しみにお待ち頂けたらなと思います、
何言ってるか纏まりのないブログになりましたが、とにかくプリント上手いしなんか雰囲気もノリも良いって事です。
この感じ楽しめる人は買いです!
Stockman Market 中島
入魂の一刷り"ATLAS SCREEN PRINTING
24/06/01
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