ここ数日鼻がむずむずする。でも原因が分からない。とモヤモヤしていましたが白髪の鼻毛でした…歳だなぁ。
ものすごくくだらない話題から始まった今週は砂永blogです。
昨日のインスタの告知の通り今週はNANGAの新型の紹介です。このNANGAというブランドは国内屈指のダウンの寝袋を生産していて、様々な環境で安心して心と身体、人間の全部を休められる様にフィールド別に寝袋を提案するという背景と
滋賀の良質な水を用いて世界各地より厳選した羽毛を自分達の目の届く所で自分達の手でダウンへと精製するというかなり珍しい生産体制が可能にするNANGAのダウン…それ故にダウンの品質に納得がいかずオーダーしたアイテムがドロップ(届かないw)する事もありました。
日本らしい物作りのエピソードですが今年は無事に届いてホッとしています。相変わらずの前置きの長さですが、お待たせしました!
NANGA
AURORA TEX DOWN FILD HALF COAT
¥66,000 in tax
今回はミリタリーベース。アメリカ軍のN-3Bを元に「いつでもどこでもちょうどいい」を目指しました!
先ず、胸のハンドウォームポケット(名前の通り手を入れると温かい)とは別に大容量のマチ付きのフラップポケット。これもデザインを大きく変えることはしていませんが手を入れ易い位置関係に修正され、マチを大胆にとり立体的に仕上げる事で物を入れた時に全体のバランスが崩れず、デザイン面でもギア感が強まりいいアクセントに!
その他にもZIPの隙間から風が入らない様に付けられたウインドストップを止めるボタンループを硬い紐からゴムのループに変更、スッキリした見た目と弾性があるので片手でも脱着が楽にできる様になっていたり
着用した際に首の後ろに当たる部分にリブよりも柔らかいパーツを足し、ナイロンのひやっとするあの感じを無くしながら首にかかる負担を解消しています。
このパーツは生産国を海外に移してからのオーロラにも付けられていますが、ナイロンのアイテムって重い、軽いとか関係なくフロントポケットに物を入れると滑るんです!で首の所でグッと止まるので負担が集中するんですね。自分はコレが凄く苦手で…なので、このパーツ素晴らしいです!
生産国の話になると昔は…と、なりがちですがw安心して仕事を任せられる人と工場があって、そこで更にアップデートされて結果良い物が出来る!しかもプライスはしっかり抑えられていてとあれば言うこと無いですよね。すげ〜って以外w
暖冬だ!暖冬だ!ってここ数年言われ続けていますが、夏の暑さからの温度差で考えたらやっぱり冬寒いですからね。ただ、ここでもNANGAらしいダウンに対する考え=NANGAイズムが詰まってます。
それはダックとグース。同じダウンでもこの二つは特性が違うんだそうです!昨日のインスタでも触れましたが詳しく書くと
同じ水鳥、良質な羽毛を持つダックとグースでもダックは先にも書いた通り体温を逃さずに温まるスピードが速い特性があります。対してグースはスピードはじわじわですが温かさを長時間キープする保温力が高い特性があるそうです!
この事から極寒の屋外で長時間過ごす場合にはダックに比べグースの方が○、対してダックは屋内や電車や車から屋外へと外気の変化への対応スピードが求められる日常使いに向いている訳です。
今回のコートには後者のダックダウンがたっぷり詰められている訳ですが、FP(フィルパワー)の数値だけで比較するとNANGAで使用している物で両者の差は約100FP、グースの方がダウンボールが大きくより多く空気を蓄え温かいとなるんです。でも、それぞれどんな所で使用する事が目的か?という目線でアイテム事に使用するダウンを変える!=過ぎる事がない様にとの気配りは流石です。NANGAイズム
もちろん足りていない所は立体的なパターンやオーロラテックなど縫製や生地でプラスへ!書くことはいくらでもあるんですが今回はこの辺りで止めて、あとは店頭で袖を通して体感してみて欲しいですね〜
難しく考えなくてもいい服はちゃんと着やすい!
そんなアイテムです。
でわでわ
NANGAイズム 〜AURORA TEX DOWN FILD HALF COAT〜
24/12/07
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