無事に40歳を迎えました。過去の自分が想像していたよりも大人じゃないし、落ち着いていませんねw
今週は砂永blogです。
rebear by johnbull
リメイクパッチワークデニム
テーパード、ワイド
¥30,800 in tax
[rebear=生まれ変わらせる、再び生み出す]のテーマを元に、デッドストックやヴィンテージ、サンプルの解体に工場から出る残反物などを確かな技術で再構築。新しいアイテムとして生み出し続けています。
実際同じデニム生地でもオンスや蓄積したダメージ、傷や癖など各々特性が違い単純に縫い合わせる事は出来ません。一つ一つの生地と向き合い。その特性を理解した上で組み上げていく作業は想像を絶します。そうして出来上がるアイテムの全てが一点物。
オーダーする僕らも展示会で目にするサンプルで何となくを想像し、後は天(職人さん)に任せ大いなるドキドキと少しの不安を抱えて到着を待つわけです。主に納期の不安w少数精鋭で一点、一点制作なので何かあれば最悪届かないなんて事も…
そんな背景で毎シーズン作られるアイテムの中から今期も無事に届きました。今回はヴィンテージを解体し組み上げたテーパードデニムとデッドストックの生地をパッチワークしたワイドデニムの2種。
どちらもサイズはメンズ32インチとウエストはワンサイズでの展開。(実際W30〜33位のざっくりした物です)
先ずはワイドパッチワーク(勝手に名付ける)
ワイドでストンなんですが横っ面でわかる通り腰回りは変にゆとりを取っていないので太くてもダラしなく見えない配慮!パッチワークも別々の生地を使いながらも綾目の向き、色見、生地の厚さも考慮されデザインが一人歩きしてないんですね〜…2m離れたらちゃんと見ないと分からない位です。
そこに最後の仕上げとペンキを散らしてのフィニッシュ!あおい全体の印象に白いペンキがいい具合に効いてます。なんならペンキに目がいくのでパッチワークの存在感はさらに薄れてますねw大変な作業をこなしているのにそれを誇るでもなく淡々とした感じ…ちょっとかっこいいです。
でも、後に紹介するテーパードもそうですが着て、洗ってと服として使ってもらった先に楽しみが待っている様に作られています!
パッチワークでは通常には無い生地の繋ぎ目があちこちにあり、その部分の生地は他に比べ厚みが有る。厚い部分は当然擦れる機会が多いので色の落ち方に自然と変化が見られるんですね!すると数年の後には誰も見たことのない表情に…コレはワクワクしちゃいますね。
次はスリムニコイチ!(こちらも勝手に命名)
こちらはワイドパッチワークに比べると青が弱まりよりサッパリとした色見ですが、そのさっぱりの中に色々隠れていて実はギリギリです!
何がギリギリなのか?お尻を見てもらうと分かります。ラ○グラーのタグwこれたまたまなんですがなんか嬉しいですね!この位置に縫い付けちゃうとどーしてもこうなるんですねwでも、流石にそのままはまずい…苦肉の策感がたまらんです。
さらに切り替えられた生地の先にはシミが…これは自分もやった事があるので分かります。あれは20年ほど前、夏フェスへ向かう車内でキット○ットを食べていた自分。良い場所をいち早くとまだ暗いうちに家を出たので睡魔がおそい夢の中へ…常陸中へ着き車を降りた自分のピンクのグラミチのお尻には食べ残したキット○ットがべっちょりと…同乗者は爆笑し、自分は泣きました。若かりし日の思い出が蘇ります。
話はそれましたがコレも僕らは選べません。全ては神(メーカーさん)しだいなのです!
ただ本当に見て欲しいのは生地の当て方なんです。写真で伝わりますかね?
先のパッチワークと比べてもらうと面白いんですが通常表に出てこない生地のはしを出すようにしてダブルステッチで縫い合わせているんです!これで履いて洗ってと繰り返していくと糸が解れて立体感が出てくるんですね。しかも丁度プリーツ的な位置で縫い合わせてあるんだから確信犯!
コレも履き込んだ先の楽しみ!しかも久しぶりのJB得意のスッキリした細身のテーパード型。久しぶりに撮影で履きましたがやっぱり下半身シュッと見えますね!この形がTHE ジョンブル
流行りすたり関係無しにかっこいい形ですね〜
これからの時期にデニム?と思うかも知れませんがどちらも同じ物とは二度とは出会えないので、何か感じる物がある方は是非チャレンジして欲しいです!アロハにデニムでビーサンみたいなスタイルは不滅だと思ってます。
でわでわ
個性派デニム rebear by johnbull
25/05/03
58