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Stockman Market
デニム愛が故に辿り着いた狂地
2025.12.06
本日のブログは、超王道のデニムカバーオール!
自分達の絶対定番でありストックマンスタイルにも欠かせない1つ、だけど何故今更デニムカバーオールなのか
ただの王道では終わらない理由があるからこそ今回の仕入れです。
FOB FACTORY
DENIM CHORE JACKET BLANKET LINER
商品名の通り、裏地にブランケットのライナーが付く冬に着用可能なカバーオールです。
型のベースは40年代大戦当時のモデル。
10.5ozのデニム生地はデニムのメッカ岡山に身を置くFOBさんオリジナルデニムで、ムラ感のある表情とネップ混の生地が大戦当時の古き良き時代のデニムを見事に再現していて、ざらついた肌当たりなんかは流石な物作りです。
さて、今回仕入れをした理由はこの魅力的なオリジナルデニムかというと勿論それも理由の一つには充分ですが、
見て頂きたいのは細かなディテールの部分。
コーデュロイ襟、そして同様にカフスにもコーデュロイ仕様。
ワークウェアに多く見られるリベットバー、更には月桂樹ボタンと拘りに拘り抜いた贅沢なディテールが満載。
シュガーケーンなどのレプリカとは違う角度の素晴らしいカバーオールだと思わされる確かな物作り。
ただしこれだけで終わらないのが、あの伝説のセルビッチデニムを使ったプルーオーバージャケットを作り製品化した偏愛デニム思考の方々が居るFOBの皆さん(褒めてます)
もはやこれはこのジャケットを仕入れるきっかけの核心ともなるディテールですが、
冒頭で話した裏地のブランケットの仕様。
普通は生地と一体化して縫い付けられている物が殆どの中、敢えて縫い付けてあるわけではないセパレート仕様
これの何が凄いかって皆さん。
このセパレートの仕様というのが、40年代最初期のGジャンに見られたディテール。
カバーオールにおいてこのディテールなんて全く見たことが無く、おそらくビンテージにも存在しないであろう仕様でして
と、言うことはつまりデニムを偏愛するFOBさんはそのディテールを知っていながら敢えてカバーオールで採用してしまおうと言う奇人っぷり(褒めてます)
やっぱり考えてる角度が全然違います。
このディテールは完全にやられましたね。
ずっとFOBからもヤバいの入りますよ、なんて言ってましたが理由はそう言うことでして
思わずこんなディテールのカバーオール見たことないよ!と感動してしまうような仕様で、だから何ぞやとなれない自分達もだいぶ奇人ですが、服好きの皆様にはこの感動を熱く語りたいと前もってヤバいのが入りますとお伝えしていたわけです。
こんな僅かな細かい仕様で自分達も仕入れを決める一因になる、値段にも拘りつつ王道なアイテムも作りながらしっかり服好き心を刺激してくれる稀有なブランド。
毎シーズン何かしらブッ刺ささるアイテムを展開してくれていて、パンツにしかりシャツにしかりジャケットにしかり常連さんの皆様にも親しまれながら、そうじゃない一見さんの方々が自分達のお店を知るきっかけにもなってくれているブランドかもしれません。
サイズ感はゆったりめなカバーオール。
重ね着ラバーの自分達は中に沢山着て冬をこれで乗り越えてほしい
という思いを込めてL、XLでの展開です
パッと見して見た目にはカッコいいですが、まあ確かに普通、惹かれるものは表情にあるけど掘り返していったら本当は超クールな1枚。
今年はアウター達が大混戦。
機能的側面は持ち合わせてなくても、こういう知識見聞、それを実行してしまおうという行動力、確かな物の良さ、質実剛健なアメリカンカジュアルなアウターも大アリ!
軽いから着やすいからは日常着には最高ですが、
実は知ってると自己満でも着ててテンション上がってしまうディテールの服もずっとずっと変わらず好きなんです。
今年は豊作すぎますね本当に。
FOB FACTORY
DENIM CHORE JACKET BLANKET LINER
¥41,800(in tax)
写真着用は砂永さんですが、中島ブログでした。
STOCKMAN MARKET 中島
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