今回はウチでも本格導入は久々の ストックマンスタイルには欠かせない履物ビルケンシュトックのご紹介です。
密かに去年、1型1カラーだけ試験的に取り扱ってましたが、今期からモデルも増やし本格導入な訳でございます。
去年もブログで紹介してますし、まあまあ知れたブランドなので、
ブランドヒストリーは割愛して自分的なビルケンの魅力だったり、ビルケンとの長年の付き合いのお話をしたいと思います。
僕が、ビルケンを始めて履いたのが18歳の時でモデルはチューリッヒ。
カラーはパープルのスウェードでした。
当時はUS古着にアウトドアのアイテムを合わすのが流行ってて、
当時オシャレな先輩方は皆ビルケンを履いてました。
ビルケンはアウトドアブランドでは無かったですが、
当時はとにかくカラーリングキレキレでそこがアウトドアとリンクしたんだと思います。
あと、天然革を使ったモデルも多くて、そこもUSモノとの相性も良かったんだと思います。
そしてビルケンを履く時は皆んなソックスを履いて合わせていました。
これは当時自分の中でもソックス×サンダルはなかなか衝撃的で、
サンダル履くのにソックスを履くなんて、なんか上品で洒落てるな〜と憧れ、すぐに真似しました。
当然サンダルなので、ソックスはしっかり見える事を計算に入れて見せるソックスを皆履いていて、
カラーのネップソックスでどこか一色拾ってカラーを合わせるのが定番でした。
当時は見たことも無いよなビルケンにしか無いデザインのものばかりで、
当時からただのサンダルの域は軽く超えてました。
色々と面白いモデルもありましたが、その中でも僕が一貫して履く続けてるモデルが、チューリッヒとボストンです。
やっぱりこの2足がビルケンの良さが詰まったモデルだと思います。
チューリッヒは、幅15センチ程の革を2箇所のストラップで繋いだ実にシンプルなデザインなのだけれども、
革が重なり合う感じとストラップのバックルが見た目の面白さもあり、
機能的にも足の甲をしっかりホールドしてくれてパカパカしないで凄く履きやすいです。
デザインと機能がしっかり融合しているのは流石はヨーロッパのモノですね。
続いてボストンですが、こらがビルケンの顔とも言うべきモデル。
紐が無い一枚革なので、ビルケンの独創的なフォルムを一番表現したモデルですね。
ビルケンは元々医療用のサンダルなので、足に余計な負担を掛けない様に、
足の指が自然に開く様に足と同じ形をしていて爪先に向かって扇形に広がってます。
この扇形のポッテリとしたシルエットがビルケンの最大の魅力だと僕は思ってます。
人間工学に基づく身体に良いフットベットの構造による、
病み付きになる独自の履き心地が1番のブランドの特徴だし、その履き心地はブランドの存在意義ではありますが、
僕はこの形がビルケンを唯一無二の履物に仕上げていると思います。
他にもコンフォートシューズブランドはありますが、ビルケンが1番、一目見て特徴がある形をしています。
そこがファッションとリンクして長く洋服屋に置いてあるんだと思います。
キャラクターの足の様な形は何とも愛らしく、緊張感を解いてくれて、どこか抜けたリラックス感を演出してくれます。
形としてのインパクトとあるのでシンプルなスタイルでもビルケンを履く事で少し個性的なスタイルに見えたりします。
トップスがアメカジ重ね着でボリュームを持って細身のジャストレングスのパンツを履く、
ストックマンスタイルの基本スタイルにもこのボリュームは抜群の相性です。
太いパンツからポッテリとした爪先が覗くのも面白いですね。
ビルケン基準で選んだソックスもしっかり揃えていますので、ソックスのカラーを絡めたスタイルも一緒に楽しみましょう。
我々スタッフもこれから一気に着用頻度が増えるので、スタイルアップでも足元注目してみて下さい。
僕にとってはビルケンのプロダクトは、スニーカーとかブーツみたいな、所謂履物のジャンルのどこにも属さない、
ビルケンという独立した一つのジャンルだと思っています。
新たなジャンルの履物、是非試してみて下さい。きっといつもとは何か大きく違ったりしますよ。
それでは、また。今週も洋服を楽しみましょう。
ストックマンマーケット調布 伊藤
新たなジャンル履物
19/04/20
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