朝晩の冷え込みが本格的になってきて、いよいよJKTを羽織らないと寒い季節。そうです。重ね着の本格シーズンになりましたね。ここから洋服もより楽しめる時期になりますね。

そんな今時期から真冬までインナーに沢山着込めそうなJKTのご紹介です。久々の復活！Barnsのハイエンドライン、『Highest』よりスノーパーカー。

何年振りだろう？恐らく2〜3年振りの再始動ですね。デザイナーが好きなミリタリーやハンティングウエアの様なギア感の強い服を着想に、それらを融合させたりアレンジしたり発展させたり、デザイナーの趣向が色濃く出たラインでした。型数も大体5型位の凄く絞られた内容で、普段のバーンズのアイテムとは匂いの違う男性目線から見て凄くカッコイイ服で僕も大好きなラインで毎回欠かさず仕入れしてきました。今ウチで大ブレイク中のモダクトと近い趣向のブランドと言ったら分かり易いかも。

ただここ数年はお休みしてて毎回展示会の際には復活して欲しい旨は訴え続けてやっと思いが通じたのか今季から復活！相変わらずの趣味性の強いカッコいいの作ってくれました。

今回セレクトしたのが3型で、まずはJKTから入荷です。

ベースはアメリカ軍のスノーパーカー。雪山戦闘用に使う真っ白の丈長フードコートです。この手の丈長ミリタリーだとM-51(モッズパーカー)かM-65パーカーをベースにするのが殆どですが少しハズしてきましたね。その辺もハイエストらしい。

特徴としては、元々が戦闘服の上からカモフラージュ様にガバッと羽織るモノなので膝下のロング丈で裾に向かってAラインが強くて袖もかなり太くて真っ直ぐの作り。フードも大きくてツバ付きで首元までしっかり覆える作り。全体的に大振りな作りです。

本来のスノーパーカーだと確か貫通ポケットのみでハンドウォーマーもなしのシンプルデザイナーですが、そこはデザインの融合もテーマのハイエストライン、フロントに4つのポケットを付けてます。

そのポケットが中々凝っていてカッコイイ。型はアメリカ軍のファティーグJKTからで、マチ付き構造の1番初期のファーストモデルから取られてます。1番凝ってた時期のポケット構造を取るとはハイエストらしいマニアックさと手の込み様ですね！

ファティーグのだとボタンはプラスチックボタンを掛ける構造ですが、そこはスノーパーカーに寄せてスナップボタンになっています。比翼部分も本来のスノーパーカーもスナップのプラは表に出ませんがフロントポケットに合わせて表に出るデザイン。

プラが表に出る事とスナップも同色にしている事で男性心くすぐられるマットだけどギア感のあるカッコ良さがありますね。スナップボタンになった事でバブァーのモーターJKT、インターナショナリストのデザインにも見えます。恐らく少し狙ってるのでは？と思います。

生地はコットン100%のリップストップ。ここはファティーグの4thから取ったとかな？コットン100%のリップストップに表面加工してバリっとした仕上がり。ナイロンのシャリとは違うバリ感。着ていったら良くなりそうな生地です。ただ裏地は背裏のフード裏のみなのでJKT自体は軽い仕上がり。重ね着も苦にならなそう。

背裏、フード裏の素材がウールの様な質感ポリエステル×レーヨン。保温性と軽さを両立していて洗える生地。着た時にフード裏から見える感じもブラックボディにグレーのポリ×レーヨンの生地が落ち着いた配色で、ウール面の質感が大人なJKTに昇華してくれてます。フードの生地が2重になる事でフードの型もキレイに決まります。　　　

フードも凝ってて寝かせても立たせてもカッコいい！こういう着た時のバランスに拘るのもハイエストで大事にしてる事で、やっぱりこういう服は着た時の高揚感が違います。そんなとこもモダクトに似てるなぁと思います。

カラーはブラック一択。

ミリタリーらしいオリーブも出てましたが断然ブラックがカッコ良かった。ハイエストのブラックアイテムは当時からカッコいいの多くて必ず仕入れてました。先にも触れましたが、スナップボタンもZIPも同色のブラックでオールブラックのミリタリー。しかもロング！なかなか痺れますね！

普段スエットやTシャツを愛用している方も多いブランドで凄く定番を大事にする堅いブランドのイメージも強いと思いますが、デザインしてるのは良い意味で今の空気感に敏感でグラフィックが得意な方と、生地、ディテールマニアの2人がデザインしているブランド。2人に共通してるのは古着も含めて服がが大好きな事。

そんな2人の本気で着たい服がハイエストです。そりゃ服好きなら反応しない訳ないですね。とにかくカッコいい服、是非袖を通してみて欲しいです。

HIGHEST
スノーパーカー
¥32,000( ¥35,200 in tax)

それでは、また。皆様、朝晩の気温差にやられぬ様、重ね着しましょう。

ストックマンマーケット調布　伊藤