週末の夏日から一転、今週は天気が不安定でまだ微妙に肌寒い日が続いてますが、冬の寒さから脱却はしましたね。こんな気温の時は、薄JKTを使ったレイヤードが楽しめてむしろ今くらいの気温は悪く無いですね。

今日のブログは、納期遅れによってアイテムのリリースがドロップしたと聞いて個人的に超落胆してた春の長袖別注アイテムが急遽無事に入荷してきたので、そちらをご紹介したいと思います。気温的にも今正に着始めようかなというドンピシャのタイミング。なかなか結果オーライですね！
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本来砂永ブログのタイミングですが、僕的に肝入りアイテムなので順番入れ替えで伊藤ブログでご紹介させて頂きます。
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BarnsのHighestラインから、ストックマン調布店別注Firmer Bordar L/S-Tのご紹介です。ハイエストでカットソーは特別なヤツですね。別注の内容は最後に取っておいて、語り所が沢山あるのでアイテムの解説から行ってみましょう。
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まずは少し個人的な話ですが、3年前位にフレンチビンテージをベースにしたドメスティックブランドでかなりオーバーサイズなバスクシャツの提案があって、それか凄く気になってました。
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その後昨年、ついにバスクシャツの本家セントジェームスからもオーバーサイズがリリースされて俄然気になっていたオーバーサイズのバスクシャツ。
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そのオーバーサイズは単なるサイズアップとかじゃなくて根本からサイズバランスが違うので、個人的に所有してるセントジェームスも、バーバリアンの別注フードリアンもロイヤルメールのも重ね着等で使えば何の問題もないのですが、そのイメージで着ると普通の収まりで物足りなく…。やっぱりやりたい着方とは全然違うんですよね。凄く贅沢な悩みなのですが服好きとしては仕方ないです。
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バスクシャツに関してはなんと無く悶々としてた約3年、予期せぬブランド、バーンズハイエストでそんなオーバーサイズのバスクシャツに出会えました！でもハイエストって実際こんな予期せぬ良い出会いがあるんですよね〜。ここまでが前置きですが、実際製品について解説させて頂きます。
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まずはボーダーとカラーですがドが付く定番、2インチ:1インチのキナリ×ネイビーのボーダー1択の展開。バスクシャツってやっぱりこの色なんですよね。特にサイズ感で振り切ってる分、ド定番の方がファッション的にも使えるし、これは嬉しいチョイスでした。
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やっぱりハイエスト、生地がスペシャルです。個人的にもこんな硬い天竺生地は出会った事無い！っていうくらいドライで硬い生地。僕らのマイブーム、オニータのベビー天竺パンツより硬いです。
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それも、太い糸を度詰めしてベビーに仕上げて更に脱脂加工と呼ばれる生地の中の油分を抜く加工を施して、更にドライに仕上げてます。作り込みの良い生地に更に加工をする一手間は流石はバーンズの最高峰レーベルHighestですね。ただの頑丈以上のスペシャルな生地に仕上がってます。因みにアイテム名のFirmerは硬いやしっかりしたという意味。アイテム名にまでするもはバーンズの自信も伺えますね。
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細かなディテールも勿論語り所満載！ハイエストはミリタリー由来のアイテムが多い中、何故バスクシャツか？と思われる方多いと思いますが、ヨーロッパだと海軍の甲板の作業着としてバスクシャツは着られてて、元々は漁師の作業着ですが実は昔からミリタリーとの繋がりの歴史もあるんです。ディテールに関してはそんなヨーロッパのミリタリーバスクからのインスパイアが多々見られます。
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まず裾にスリットが入ってますがコレは本家には無い作業着由来のディテール。オーバーサイズで来た時コレは非常に効くディテールで、個人的にも最近大好きな仕様です。
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あと、面白いのが肩の切り替えのディテール。オーバーラップショルダーと呼ばれるコレもミリタリーディテール。肩の2重にして荷物や鞄を肩に掛けた際のスレに強いタフな仕様になってます。実際着た時も肩の真上に縫い目が来ないので肩にも立体感にフィットする感じがします。コチラも一手間。
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で、最後はオリジナルの微調整。ボートネックですが横の深さを浅くして、やや前を下げてクルーネックな寄せてます。首回りの生地の折り返しも太くして、更にダブルステッチで補強、袖口も裾も同じ様に太めな折り返し&ダブルステッチを掛けてます。安心感と安定感をアップさせてます。袖口と裾は折り返しが太いお掛けで生地が捲り上がってきたりもしなくてシルエットも保てます。
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コレは実際1番響いたディテールでやっぱり普通のボートネックは首にグイグイ来て苦しいし、折り返しの幅が短いとやっぱり伸びて浮いて来ちゃいますね。コレは実際何度も経験済でこのポイントがどーも引っかかって一時期バスクシャツを着てなかったです。首回りのサイズ感もさる事ながら、更に補強面でも安心で、ダブルで気を遣ったこの首回りは非常に秀逸です！
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そしてサイジングですがバッチリ今着たい感じのオーバーサイズです。肩も落ちてるし、身幅もしっかりあり、アームも太く袖口も広めで丈もしっかりあります。ただ袖丈はバスクシャツらしく8分袖なので僕の身長でもサイズアップしても長くならずな感じで、オーバーサイズの難点袖丈問題もしっかりクリアしてます。
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サイズ選び的には僕の身長体型なら展開のM〜XLどのサイズも選べます。でもやっぱりオーバーサイズ感は出したいので、僕でL、砂永、中島でXLと行ったイメージです。ただ僕は今回は更にオーバーに挑戦したいのでXLを選びました。因みに写真で着用してるのがXLです。Lとかなり迷いましたが定番だからこそ突き抜けたサイズ感にトライしたかったのと、横から見たスリットの膨らみがサイズアップすると凄く魅力的なシルエットでした。
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そして最後にお待ちかね、何が別注ポイントなのか？写真でお気付きの方は鋭い！今回、僕の大好きなハイエストブランドの織りネームをボディ右下に縫い付けて貰いました！
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ハイエストブランドが始まった時、1番最初に魅了されたのがこの織りネームでした。アメリカのブランド、ウィリス&ガイガーのビンテージのタグからインスパイアされたモノで、コレでもかと詰め込まれた文字数と文字の羅列のバランスが最高ですよね。少し大きめなタグもメチャクチャ自分好み。
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こんなカッコいいタグを襟元の見えない所に配されてるのも勿体無いなーと、ブランドリリースから10年近く経ってると思いますがその間ずーっと思っていました。いつか日の目を見せたい！と密かに思い続けて来て、ついにそのタイミングがやって来た訳です！
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個人的には、こんなかっこいいタグを服の表に付けるなら、なるべくデザインが前に出てないベーシックなアイテムにこそ、プラスαの匙加減としては最高だなと思っていました。ただシンプルにポケT付けるのは想像通りで面白くない。もう少し意外性も欲しいなといつもの天邪鬼な気持ちもありで。
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そういう意味では、今回のキナリ×ネイビーのボーダーバスクは色んな条件が整ったベースアイテムでした。タグの位置はスタッフ皆で話し合って右下に決定。存在感としても良い具合の収まりで、今お気に入りのアオゾラのネルベストと合わせたら丁度タグが覗く位置と思わぬプラス要素も！という事は、モダクトのビックハンティングベストとP-BACKベストとも裾レイヤード行けそうですね。
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久々のバーンズとの別注アイテム。ちょっとしたプラスαですが僕にとっては積年の思いが込められたプラスαです。アイテムとしては今着たいサイジングのベーシックアイテムなので、スタイルの好み問わず服好きなら色んな方にハマるアイテムだと思います。スタイル問わず皆さんにオススメしたいアイテムですね！
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Barns Highest
別注Firmer Bordar L/S-T
¥13,800( ¥15,180 in tax)
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因みにタグが追加で付いている訳なのですが、プライスはインラインと据え置きでプライスレスにてやって頂きけました！バーンズさん、太っ腹対応ありがとうございました！
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それでは、また。もう少し肌寒そうなのでこんな時こそ重ね着楽しみましょうね。


ストックマンマーケット調布　伊藤