今週は前半晴れて後半雨でしたが、気温の上下あっても毎日湿度がヤバかったですね〜。いよいよ本格的にジメジメの季節に突入しました。ここからは、オシャレも勿論大事ですが湿度に負けない素材選びも大事ですね。

今回のブログは、湿度や暑さに対して最高な素材アイテムのご紹介です。素材使いのプロ中のプロ、Manual AlphabetのパナマクロスS/Sシャツのご紹介。

今季のマニュアルは今までよりも特に素材にフォーカスして仕入れました。去年の猛暑から学んで、猛暑に備えた素材選びを念頭に、奇抜なアプローチでは無い所で個性的な生地をピックアップしました。

その中でも最後の最後に入荷しました、1番シンプルだけど、珍しい半袖シャツをご紹介したいと思います。

Manual AlphabetのパナマクロスグラフチェックS/Sシャツ。

素材は、アイテム名にもありますが、"パナマクロス"というかなり軽い生地の、白ベースに黒ラインの短調な格子柄グラフチェック。

写真だと全く質感わかりませんでしたが、パナマクロスという生地は凄く簡単にいうと網戸の様な細かなメッシュ生地。

パナマハットのパナマから取った名称通り、糸と糸のと間に網戸の様な隙間のある生地です。でも穴が空いて訳でもなく透けたりもしませんが、生地の目が詰まってないので軽いです。軽いからペラペラかというとそんな事もなく、糸が太いお陰でパリっとハリ感はしっかりアリ。軽くてドライで通気性もアリの、湿度と気温が上がってきるこれからメチャクチャ良い生地です。

このパナマクロスという生地ですが、夏物としては定番ど真ん中ではないですが生地を取り寄せれば数パターンはラインナップに入ってる生地です。

でも粗めな織りの素材感のせいか、大概アロハの様な真夏をイメージさせる総柄か、ナチュラルカラーの無地がほぼで、こんなモノトーンのクリーンなパナマクロスは初めて見ました。流石はマニュアルさんですね。毎回必ず見た事無い生地の提案があります。

柄自体はツルツルした質感のブロード生地かナイロンの様な化繊のスポーツ生地に見られる、方眼紙の様な超短調がグラフチェック。もっと大きな格子柄のウィンドペンよりも細かくて、ギンガムよりも大きい格子柄で、凄く無機質な柄ですね。モノトーンなら尚更。

そんなクールな柄を季節感、素材感満載なパナマクロスに落とし込むのはある意味ミスマッチですが、やっぱりソコがカジュアルファッションの面白い所ですよね。派手さはなくともこのテイストミックスの要素だけでファッションになります。それだけで着てみたくなるし、着た時の高揚感もひとしおですね。


今回のこのモデル、実は型自体新型で凄く面白い型なんです。

身幅はかなりワイド、袖も太くて長め、裾は短めで裾のラウンドはかなり弱い。横向きのAライン(裾に向かって扇型に広がるシルエット)をかなり強くしてて、背中の広がりがかなり強いです。

ある意味、ワイドTシャツの様なシルエットなんですね。

ただのオーバーサイズであれば着丈も身幅に合わせて長く、テールも深くしますが、そこは敢えてバランスをTシャツに寄せて太く短く仕上げました。

Tシャツに寄せるという事はシルエットが真四角のボックス型になるので、シャツでこのバランス作るのって実は難しいんですよね。ただ平面でボックス型で作るとワークシャツの様に立体感がなくて着た時角が立って、シャツとしてのシルエットと着心地に違和感が出てきます。

今回のこの型は身幅も袖幅もかなりタップリしたサイジングで裾のテールもかなり浅め、写真でも分かる通り正面から見ると真四角なボックス型に見えますが、ちゃんとシャツとしての良い収まりがあります。

そんな収まりの秘密には、背面の生地分量をかなり取っていて横向きのシルエットがハの字に広がるAラインを強くした所にあると思います。そのお陰で完全に四角ではなく、角に丸みが出ます。このAラインのお陰で可動の幅も広げてますね。

パナマクロスは軽いので生地分量が多くなっても着心地的に重くならないし、生地の硬さもあるので一定の膨らみも保ってくれます。生地に対しての型の相性は抜群！きっとこの生地に対して作った型なんだと思います。

生地も通気するし、背中と胴回りにはかなり余白があるので風が抜けて涼しいので真夏にもかなり調子はず。真夏に着るのが楽しみな1枚ですね。

真夏の暑さがチラホラ垣間見えてきた今日この頃。そろそろ真夏に向けた準備をして良いと思います。真夏に向けたアイテムとして是非ご検討ください！

Manual Alphabet
パナマクロスグラフチェックS/Sシャツ
¥10,500( ¥11,650 in tax)

それでは、また。暑さも本格化して、服を着れる枚数にも制限が掛かる季節になってきました。よりアイテム同士の組み合わせを楽しんで行きましょう！

ストックマンマーケット調布　伊藤