SUGAR CANE Fiction Romanceから納期が遅れに遅れでやっと入荷したアイテムの紹介が出来ます。
店内はギューギューにアウター並んでますが、この辺りのシャツやカットソー系もまだまだ良いの沢山あるので抜かりなくご紹介させてください。
"7.1oz. INDIGO CHECK WORK SHIRT"
この時期にシャツの紹介なんて珍しいですがどうしても伝えないといけない程に素晴らしいシャツなので今日も多少長くなりますが宜しくお願いします。
まず注目して欲しいのはこの生地です。
SUGAR CANEと言えば、古き良きアメリカのシャツをデザインソースに現代に起こしていく事がほとんどですが、
こちらは日本の古布をモチーフに作られているそう。
実際この柄も存在していたようです。古いものって新鮮に見えるから良いんでしょうね。
ですがそこはリアルアメリカンクロージングの東洋さんなので、このままでは終わりません。
しっかりとインディゴ染めで経年変化を楽しめるように日本とアメリカをマッシュアップ。
さらにシャツのディテールまで細かく見ていくと40年台頃のワークシャツのディテールで、両ポケのフラップ仕様、袖口の剣ボロがバインダー仕様になっていて、ワンピース仕立て、耐久性もあってワークシャツらしいディテールです。
脇裾の空環仕上げや、猫目型の黒貝蝶ボタンここまで抜かり無いのは流石ですね。
1番の特徴的なディテールとして肩のヨークと言われる仕立ての部分、基本的には直線的な作りが一般的ですが、若干湾曲させた作りになってます。(写真が無くて申し訳無いです)
調べて初めて知りましたが、こちらは"ストレインプルーフヨーク"と言うそうで、こちらも40年代のディテール。
かがんで、重たい荷物を持った時の生地の突っ張りも耐えうる様に力を逃がす目的で作られたそうで
まさにワークシャツならではの発想。
ひとつひとつのディテールが忠実に再現されていて
言ってしまえば現代の普段着としては、さして必要がないと思われるディテールの数々。
ですが、当時の時代背景から考案され生み出された名残をそのまま忠実に残すところに美学を感じざるを得ません!
個人的にはこの名残の哀愁感がたまらなく好きなんです。
着た感じは古布らしく何となく浴衣とかに近いようなザラついた感触。
浴衣と聞いて夏を連想されそうですが、硬さもあってハリもあるのでしっかりスリーシーズンは着れますね。
アウター熱が高まってる中スペシャルなシャツの入荷ですが
これは服好きとしては高まる一枚なので見ていただきたいですね、
東洋エンタープライズさんのシャツを作る時、柄を決める時、どういう風合いになるのか作る前から分かると言われる伝説の職人の話しもしたかったんですが、長くなってしまうのでこちらは店頭でお話ししたいなと思います。
セール前ですが、まだまだ充実したアイテム目白押しなのでお時間ある方は是非。
SUGAR CANE Fiction Romance 7.1oz. INDIGO CHECK WORKSHIRT / 19800+tax
STOCKMAN MARKET 中島
Japanese American Shrits
23/12/17
124